健康になるためには、やっぱりトクホ飲んだ方がいいの?〜『トクホを買うのはやめなさい』を読んだ感想

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こんにちは。赤石美波(ミーナ)です。

 

最近こんな本を読みました。

 

トクホは、「特定保健用食品」という言葉の響きから、何か健康に良さそうなイメージがありますよね。

 

でも、実はそうとも言えないようです。

 

トクホの歴史

1980年代、当時の文部省が

「食品には栄養機能と嗜好的機能のほかに、体調調節機能がある」

という研究を発表しました。

 

 

その研究を受けた当時の厚生省は、

この「機能性食品」を市場に導入していくというプロジェクトを立ち上げ、

1991年に特定保健用食品という制度が生まれたのです。

 

 

トクホは最初、あまり広まらなかった

いきなり特定保健用食品という制度が作られても、よくわからないので、企業は積極的に使おうとしませんでした。

 

そこで厚生省は、この制度をなんとか使ってもらおうと働きかけます。

 

この働きかけにより、

1993年に初めてアトピー性皮膚炎用除たんぱく米と低リンミルクが特定保健用食品として許可されました。

 

せっかく作ったのに、これはのちに除外されてしまいます。

 

なぜでしょうか?

 

 

この商品を買うような病気の人が少ないからです。

 

もうからなければトクホの意味がない

つまり、それほど数が多くない特定の疾病者だけを対象としてのでは、トクホが儲かりません。

 

たくさんトクホを売るためには、対象者をできるだけ幅広く設定する必要があります。

 

アトピー性皮膚炎の除たんぱく米と低リンミルクが特定保健用食品として許可されましたが、

 

対象者(買う人)が少なかったために、トクホから除外されてしまいました。

 

トクホのデータはどこが出しているのか

トクホを申請するためには、学術誌への研究結果を発表する必要があります。

ここに載れば、信頼性のあるデータだと言えるわけですね。

 

 

ただしこの学術誌。

どこが発行しているのかというと、「日本健康栄養食品協会」という公益財団法人です。

 

 

公益財団法人ということは・・・

厚生労働省の天下り受け入れ先です。

 

 

そしてこの「日本健康栄養食品協会」は、

トクホの申請を指導することや、トクホを普及させることを目的としていて

 

700社以上の食品メーカーが、会員として加入しています。

 

つまり・・・

食品メーカー・厚生労働省と密接な利害関係のある団体が出しているデータということですよね。

 

一般的な感覚で言えば、トクホを普及させたい団体が発行している学術誌なら、他の学術誌よりトクホの研究発表には手心を加えてくれる可能性が高いと思うのが普通なのではないでしょうか。(p.20)

 

トクホでコレステロールは下がらない

トクホ食品のラベルに小さい字で書いてありませんか?

・本商品を取り続ければ健康になるというものではありません。

・病気を治すような効果はありません。

 

つまりトクホ食品は自ら、

「トクホを食べたり飲んだりしても健康にもならないし、病気が治ることはない」と言っているのです。

 

 

仮に、実験で脂肪燃焼やコレステロール減少に効果があるという結果が出ていたとしても、

それは健康に影響を及ぼすようなレベルではないということです。

 

 

そもそも病気になるほど中性脂肪やコレステロール値に問題があるのなら、

まずは食事内容を見直し、運動する習慣をつけるべきです。

 

そういったことをせずに「自分は健康のためにトクホを買っているから大丈夫」と思わないでくださいね。

 

この本を読んでほしい人


こんな人に読んでほしいです*

いつも健康のためにトクホを買っている
・トクホのことをもっと詳しく知りたい
・病気から身を守るための食材の選び方を知りたい

 

 

トクホに関する内容は冒頭部分で終わりますが、

中盤からは食材の選び方、有機栽培の思わぬ落とし穴など、

 

食材を選ぶときに知っておきたい知識が書かれています。

 

気になる方は読んでみてくださいね^^