
そこで今回は、乾燥ひじきの戻し方を解説します。
目次
ひじきを戻す時の水の量は、どれくらいが良い?
乾物のひじきを水で戻すと、どのくらい増えるか知っていますか?
なんと、8.5倍にもなるそうです。
例えば、5gのひじきを水で戻したら、42,5gに増えるんです。
そのため、ひじきを戻す時は、余裕を持って、ひじきの10倍くらいの水の量が必要です。
私は、その都度グラムを測ったりせずに、「とにかくたっぷり水を入れる」ことを意識して水を入れています。

水が少ないと、ひじきが吸う水がなくなってきちんと戻りません。
そのため、水はたっぷりと用意しましょう。

水煮のひじきよりも栄養価の高い、乾燥ひじき
ひじきは、水煮で売っているものもありますが、せっかく食べるならミネラルを多く取りたいので、私は乾燥ひじきを戻すところから作ります。
慣れてしまえば簡単ですよ。
ひじきは水に浸すと、水が茶色っぽくなります。これは、ひじき特有の色素なので、品質には問題ありません。
なお、ひじきは海でとれた海藻なので、砂が混じることがあります。
そのため、水に浸す前に、ざっと全体を軽く洗うようにしましょう。
今日は、具材をゴロゴロとたくさん入れた「ひじきの五目煮」をご紹介します。
作り置きなので、多めの分量で設定しています。
材料(5〜6人分)
・乾燥ひじき 8g
・にんじん 1/2本
・ちくわ 短いもので3本
・こんにゃく 100g
・大豆(茹で) 100g
・ごま油(他の植物油でも可) 大さじ1
・水 100ml
・みりん 大さじ2
・醤油 大さじ2
作り方
1、ひじきをざっと洗い、たっぷりの水に浸けて戻します。

2、ひじきを戻している間に、具材を切ります。
にんじんとこんにゃくは1㎝四方の角切りにし、
ちくわは5㎜幅の輪切りにします。
今回、こんにゃくは下ゆで不要(「アク抜き不要」の表示あり)
のものを使っています。
アク抜きがされていないものは、
一度熱湯でさっと茹で、アク抜きをしてから使用してください。

3、大豆を用意する。

今回、大豆はあらかじめ煮ておきました。
もちろん水煮でも作れます。
(ただ、市販の水煮大豆は、自分で戻した大豆よりもミネラルが少ないです。栄養価の面では劣りますが、時間のない時には便利です。)
4、水に浸けて15分ほどしたら、ひじきに手の爪の先を入れてみます。
そのままスパッと切れたら、戻し終わりのサインです。
ひじき全体がつぶれるようなら、戻しすぎです。
これ、あまり聞いたことがなくて、私も驚きました。

このように、ざるにあけて水気を切ります。
5、鍋にごま油を引き、強火でひじきを炒め、
全体に油をなじませます。
今回のレシピでは、コクを加えるため、ごま油を使いました。

ひじきは油との相性が良いので、味をつける前に油でよく炒めると、よりおいしくなります。
また、油で炒めることで、カルシウムの吸収率がアップします。
ただし、長時間炒めるとひじきの皮がむけるので、強火で手早く炒めるのがポイントです。
6、ひじき全体に油が回ったら、他の具材を全て入れ、中火で全体を混ぜます。

7、水・みりん・醤油を加えて弱火にし、落し蓋をして7〜8分加熱します。
加熱し終えたら、そのまま10分ほど放置して冷まします。
冷ましていく過程で、味がよく染み込み、おいしくなります。

落し蓋がなければ、クッキングシートやアルミホイルでも大丈夫です。
8、完成しました!中央上が完成品です。

食べた感想
かなり!!おいしかったです。
自分で大豆を水で戻して煮たので、普段買っていた水煮大豆やドライパックの大豆よりも、より大豆の味をしっかりと感じることができました。
大量に煮て余った大豆は、冷凍庫で保存してあります。必要なときに出して、料理に使おうと思っています。
まとめ
☑️ひじきを戻す時は、およそ10倍(たっぷり)の水で戻す。
☑️ひじきは、およそ15〜20分で戻る。
☑️戻し終わりの目安は、ひじきに爪をさして、スパッと切れるくらい。ひじきがつぶれたら戻しすぎ。
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いかがでしたか?
作り置きにも便利なので、ぜひ試してみてくださいね。
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