こんなふうに、みりんと砂糖の使い分けかたで迷ったことはありませんか?
みりんも砂糖も甘くて似ているし、どうやって料理で使い分けたらいいのかわからないですよね。
そこで今回は、この2つを記事で解説します。
- みりんと砂糖の使い分け方を知って、料理上手になりたい
- 単純に、みりんと砂糖の違いが気になる
【何が違うの?】みりんと砂糖の使い分け方
- みりん:すっきりとして上品な甘み。お酒のおつまみの料理に向いている。
- 砂糖:どっしりとした、重たい甘み。家庭料理のような「ごはんに合うおかず」に向いている。
これは、私がいつも通っている料理教室の先生が、くりかえし言っていた言葉です。
同じ肉じゃがを作るのにも、砂糖で作ると「ごはんに合う、家庭料理の味」になり、
みりんで作ると「お酒のおかずに合う、割烹料理の味」になります。
煮崩れさせたくない料理には、砂糖よりもみりんを使う
料理におけるみりんの役割は、この3つです。
- 甘みを加え、コクを出す
- 照りを出し、おいしそうに見せる
- 煮崩れを防止する
砂糖は、ストレートな甘みがありますが、
みりんにはブドウ糖やオリゴ糖など、さまざまな種類の糖が含まれているため、複雑な甘みがあります。
みりんは、砂糖とは違って「発酵食品」なので、発酵によって、深いうまみと風味が生まれているんですよね。
基本的に、砂糖は先に、みりんはあとで入れる
砂糖は、先に入れないと味がしみこみにくく、素材が柔らかくなりません。
これに対し、みりんは、素材を引き締める効果があります。
そのため、砂糖と同じタイミングで、「料理の工程の前半」でみりんを入れるとどうなると思いますか。
そのため、みりんは、料理を作る工程の後半で回し入れて、照りとツヤ、甘み、コクを出すのが正解です。
煮崩れさせたくない料理には、砂糖よりもみりんを使う
みりんは、基本的に料理をつくるときの後半で入れる、と書きましたが、例外もあります。
■煮魚
煮魚を作る場合は、みりんを先に加えることで、たんぱく質を早い段階で固め、煮崩れを防ぎます。
また、消臭効果があり、魚の生臭さを抑えてくれるので、煮魚にみりんを入れる場合は、最初に加えましょう。
■かぼちゃの煮付け
かぼちゃの煮付けなど、煮崩れを防ぎたい料理には、最初にいれてください。
みりんに含まれる糖分が膜を作り、素材をコーティングしながら加熱されるため、煮崩れしにくくなります。
【おいしくて体にいいみりんの選び方】買うなら三河みりん
みりんを買うときは、塩分や糖分が追加されている「みりん風調味料」ではなく、「本みりん」をぜひ選んでください。
「どのみりんがいいのかわからない」という方は、三河みりんがおすすめです。みりんを変えるだけで、料理の味がグッと引き立ちます。
普段使いには、こちらがおすすめです。どんな料理にも合いますし、料理自体おいしくなるみりんです。
材料も「もち米(北海道、佐賀県、愛知県、滋賀県)、米こうじ(愛知県産米)、米焼酎」と、都道府県名まで明記されていて、こだわりようが半端ないです。
私は、この三河みりんの1.8リットルの大型のものがお得(1リットル当たり1.52円→1.3円に安くなります)なので常備していて、毎日作る料理に使っています。
↓かなり大きいびんなのですが、大型で買うとお得なので、私はこのサイズを買ってます。
↑家のキッチンの下にいつも常備しているのですが、とても大きいです(でもお得です)!
体にいい本物のみりんの選び方やおすすめのみりんは、こちらの記事で紹介しています。
>>健康的で体にいい、安全な本みりんの選び方【人気おすすめランキング5選】
みりんと砂糖の違いがわかれば、料理によって味や仕上がりをうまく変えることができます。
ぜひ、普段の料理の参考にしてみてください。
栄養学や食・料理の勉強におすすめの本
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今回の記事と合わせて、ぜひチェックしてみてください。
>>【全部に読んでみた】栄養学と食の勉強・独学におすすめの本10選
>>【野菜・果物の栄養の勉強におすすめの本】知識編・レシピ本編
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