【野菜スペシャリストを独学するならこの本】代用できる！市販本でOK

「資格検定といえば、独学で勉強するもの」というイメージがあり、野菜スペシャリストも独学できるのか気になっている方も多いと思います。

とはいえどうにか独学できないかと思い、野菜スペシャリストと似たような内容を独学できる本を、実際に買って読んでみました。

野菜スペシャリスト以外の資格講座は>>【野菜資格一覧13種類】独学おすすめ！難易度と通信講座比較・果物勉強にも最適

野菜スペシャリスト資格は独学できない

野菜スペシャリストは通信講座を受講しなければならず、独学できません。

独学の場合、自分で本を何冊か買ったり、YouTube動画や野菜や果物が特集された雑誌を読んで学ぶことになります。

野菜・果物の独学におすすめの本をこちらの記事で紹介しています。

>>【野菜・果物の栄養の勉強におすすめの本】知識編・レシピ本編

野菜スペシャリスト資格講座と独学の場合で、特徴や費用などを比較しました。

資格講座	独学	野菜スペシャリスト
学習形式	市販書籍で独学	通信教育
学習期間	期限なし	5ヶ月
サポート	サポートなし	12ヶ月 1日3問まで質問可能
費用	目安1,000円〜(書籍代)	39,000円
メリット	費用が抑えられる	大事なポイントだけ学び、資格取得もできる
デメリット	・資格は取れない ・知識を客観的に証明できない	・独学より費用がかかる ・国家資格ではない

独学は通信教育よりも費用は抑えられますが、独学では勉強の範囲や大事なポイントがわからずに、途中で勉強をやめてしまうケースも。

わからないことがあったらいつでも質問できるので、存分に活用してみましょう！

通信講座では、学ぶ期間が決まっているのもメリット。期限を決めて、その中で重要なポイントだけを学べるのもよいところです。

野菜スペシャリストと似た内容を独学できる市販の本5選

野菜スペシャリスト講座を買ってみたものの、これって市販本でも似た内容を独学できるんじゃ？と思い、食育や栄養学に関する本を買ってみました。

結果、野菜スペシャリストのテキスト1と2,4、目利き便利帳に関する内容は、市販本でも独学できますが、テキスト3と5、副教材「食育実践アイデアブック」「食育実践レシピ集」に関する内容がむずかしいと思いました。

講座テキスト	独学に使える市販本
野菜スペシャリストテキスト1	その調理、9割の栄養捨ててます！ その調理、まだまだ9割の栄養捨ててます！
野菜スペシャリストテキスト2	一生役立つ きちんとわかる栄養学
野菜スペシャリストテキスト3,4	なし
副教材「野菜と果物の図鑑」	からだにおいしい野菜の便利帳
副教材「野菜＆ヘルシーレシピ集」	一生もの野菜レシピ

メインテキスト1と似た内容を独学できる2冊

野菜スペシャリスト講座のメインテキスト1と似た内容を独学するなら、「その調理、9割の栄養捨ててます！」シリーズがおすすめです。

↓左：野菜スペシャリスト講座・右：市販本「その調理、9割の栄養捨ててます！」

野菜スペシャリスト講座の「ビタミンを守る調理法」の項目と、市販本の「ビタミンを守る調理法」の項目は似た内容が書かれていました。

↓左：野菜スペシャリスト講座の調理法ページ・右：市販本「その調理、9割の栄養捨ててます！」の調理法ページ

じゃがいものビタミンCの話は、どちらの本にも同じような内容が書いてありました。

↓左：野菜スペシャリスト講座のビタミンCのページ・右：市販本「その調理、9割の栄養捨ててます！」のビタミンCのページ

にんじんに含まれるβカロテンの調理法は、どちらの本にも似かよった内容が書いてありました。

↓左：野菜スペシャリスト講座のにんじんのβカロテンのページ・右：市販本「その調理、9割の栄養捨ててます！」のにんじんのβカロテンのページ

メインテキスト2と似た内容を独学できる1冊

野菜スペシャリスト講座の教材を実際に読んでいたところ、テキスト2は野菜の栄養学について書いていました。

野菜スペシャリスト講座の栄養素の項目は、市販の本「一生役立つ きちんとわかる栄養学」で代用できます。

野菜スペシャリスト講座の「炭水化物」の項目の話は、まったく同じではありませんが、市販本「一生役立つ きちんとわかる栄養学」にも書いてありました。

同じように、野菜スペシャリスト講座の「ビタミン」の項目の話は、市販本「一生役立つ きちんとわかる栄養学」の「ビタミンってどんな栄養素？」のページにも書いてあります。

正直、この部分は野菜スペシャリスト講座よりも、市販本の方がカラフルでわかりやすいと思いました。

メインテキスト3と似た内容を独学できる1冊

野菜スペシャリスト講座の教材を実際に読んでいたところ、テキスト3は野菜の種類について書いていました。

野菜スペシャリスト講座の野菜の種類の項目は、市販の本「からだにおいしい 野菜の便利帳」で代用できます。

たとえば、野菜スペシャリスト講座の「キャベツ」の項目の話は、市販本「野菜の便利帳」の「キャベツ」のページにも書いてあります。むしろ、野菜の便利帳の方がくわしいくらいです。

同じように、野菜スペシャリスト講座の「里芋の種類」の項目の話は、市販本「野菜の便利帳」の「里芋の種類」のページにも書いてあります。

メインテキスト4と似た内容を独学できる1冊

野菜スペシャリスト講座の教材を実際に読んでいたところ、テキスト4は流通の話など野菜を取り巻く環境について書いていました。

野菜スペシャリスト講座の流通の項目は、市販の本「野菜検定公式テキスト」で代用できます。

野菜スペシャリストと同じように、野菜検定の本にも「流通」「野菜消費」に関する内容があり、似た内容を独学できます。

野菜と果物の図鑑を独学できる「野菜の便利帳」

野菜スペシャリスト講座の教材「野菜と果物の図鑑」と同じような内容を独学するなら「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」がおすすめです。

「野菜の便利帳」は、野菜をイラストで見て楽しく独学できる内容です。野菜スペシャリストとの共通点は「どちらもビジュアルで理解できる」こと。どちらも圧倒的にわかりやすいです。

野菜スペシャリストの「野菜と果物の図鑑」の大根のページと、「野菜の便利帳」の大根のページを見比べると、両方とも大根の栄養素の話や種類の話が書いてあり、内容が似ていました。

大根の種類の写真も、完全に同じではありませんが、どちらも種類を広く網羅しています。

同じように、野菜スペシャリスト講座と野菜の便利帳の「ぶどう」の項目を見比べると、内容が完璧に同じではないものの、似た内容を独学できます。

個人的に「野菜の便利帳」の本は、この1冊で野菜スペシャリスト講座に匹敵するくらいの内容を独学できると感じたので、一冊持っておくとよいでしょう。

何種類かありますが、野菜の便利帳の後に出版された「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」がいちばんおすすめです。

野菜の便利帳シリーズの違いは>>【野菜の便利帳シリーズの違い】6冊全部買って比べてみた！徹底検証

野菜スペシャリストのレシピ本の独学なら「一生もの野菜レシピ」

野菜スペシャリスト講座には、教材にレシピ本がついてきます。

野菜スペシャリスト講座のレシピ本とまったく同じレシピ…とはいきませんが、野菜レシピを独学するなら、有名な料理研究家の石原洋子さんの「一生もの野菜レシピ」がおすすめです。

これらはあくまで一例ですが、野菜を使ったレシピを独学するなら、野菜スペシャリスト講座ではなくても教材にすることができます。

大前提として、野菜スペシャリスト講座のレシピ本と完璧に同じものを独学、というわけにはいきません。しかし、個人的には、独学でも野菜スペシャリストの教材のレシピ本に匹敵する内容を学べると感じました。

野菜スペシャリストの独学に関するよくある質問

野菜スペシャリスト資格は独学できますか？

野菜スペシャリスト資格は独学できません。

書店やネットで販売されているテキストを使って独学ができないため、野菜スペシャリスト講座で学ぶ必要があります。

市販テキストで独学するなら野菜検定がおすすめです。

野菜スペシャリストと同じような内容を独学するなら、どの本がおすすめですか？

野菜スペシャリストと同じような内容を独学するなら、適しているのは「その調理、9割の栄養捨ててます」という本です。

野菜スペシャリスト講座に負けず劣らずイラストがふんだんに使われていて、眺めているだけでも楽しい内容です。楽しく独学できます。

野菜の便利帳シリーズも、野菜スペシャリスト講座と似た内容を独学するのにおすすめです。

野菜スペシャリストの動画を独学するなら「青髪のテツ」「コウケンテツ」

野菜スペシャリストの動画内容と似た内容を独学するなら、スーパーの青果店員として働いていた経験のある青髪のテツさんや、料理研究家のコウケンテツさんの動画がおすすめです。

↓青髪のテツさんのX（旧Twitter）のポスト

【お願い】
野菜を食べてーー!!
野菜を食べてーー!!
野菜を食べてーー!!

メンタリストDaiGoさんによると、毎日野菜もしくは果物を食べることで…

・幸福度や活力10％UP
・疲れややる気減が8.7％改善
・日常が満足度10.5％UP
・ポジティブな行動18.4％UP

目安は拳2個分でOK!!

野菜を食べましょう!! pic.twitter.com/86FR1bWPnT

— 青髪のテツ｜野菜のプロ (@tetsublogorg) October 25, 2023

↓料理研究家のコウケンテツさんの野菜料理の動画

私もよく見ているTwitterや動画チャンネルで、どちらも野菜の扱いや、野菜を使ったレシピが好評です。野菜スペシャリストのレシピ本の独学の代わりにもなると思います。

>>料理研究家のコウケンテツさんのYouTubeチャンネルはこちら

>>Twitterが大人気！青髪のテツさんのX（旧Twitter）はこちら

野菜スペシャリストの内容を独学した場合のデメリット

野菜スペシャリストの内容を独学した場合のデメリットを、以下にまとめました。

野菜スペシャリスト講座と似た内容を本で独学できますが、添削問題を解いて学んだ知識をアウトプットしたり、質問をしたりすることはできません。

↓野菜スペシャリスト講座の添削課題

また、独学では野菜スペシャリストの資格を取ることができないのもデメリットです。

学んだことを形に残したい方や、SNSでの発信活動に役立てるなど、外に向けてアピールしたい方は、独学よりも野菜スペシャリスト講座の受講がおすすめです。

野菜スペシャリストと似た内容の独学に、読書で達成感がない方は「野菜検定」

野菜検定は、野菜検定実行委員会が主催している検定です。

勉強方法は、公式テキストを買って独学で検定試験対策をする方法のみで、試験対策講座はありません。

野菜検定試験に合格すると、合格者全員に「認定証」が配られ、有料で「認定カード」を手に入れることができます。

また、動画で理解したい方は「資格検定メモ」の動画をご覧ください。【引用許可済】資格検定メモ

検定試験	野菜検定
種類	ベーシック(3級) プロフェッショナル(2級) マスター(1級)
主催	野菜検定実行委員会
受験資格	特になし
試験会場	全国各地 条件が揃えば自宅可
受験方法	会場受験(東京・大阪) オンライン(自宅パソコン)
試験時間	60分
問題数	80問
試験内容	公式テキストから出題
試験形式	会場：マークシート オンライン：Web選択問題 ※会場・Web共に四者択一方式
受験料	3級：4,600円 2級：5,900円 1級：7,500円
公式テキスト	1,870円
合格基準	正答率概ね70%以上 (各級同じ)

野菜検定の試験は、東京・大阪の会場で受験するか、もしくは自宅でも条件がそろえばオンライン受験することができます。

受験料金は、一番安くて3級の4,600円、独学用の公式テキストは1,870円です。7,500円を支払って1級を受けたとしても、1万円を超えません。

野菜スペシャリスト	野菜検定
39,000円	4,600円＋1,870円 総額6,470円

野菜スペシャリストの39,000円と比べると、独学できる野菜検定は、料金を6分の1程度に抑えることができます。

野菜検定の詳しい内容を知りたい方は、「【野菜検定の合格率と難易度】テキスト問題集で独学してみた！2023過去問」をチェックしてください。

野菜スペシャリスト検定情報はこちら>>【野菜スペシャリストの合格率】試験の難易度は？受験してみたら簡単だった

講座レビューはこちら>>【ユーキャン野菜スペシャリスト口コミ】評判を受講して確認してみた

活動に関する情報はこちら>>【野菜スペシャリストの仕事内容は？】履歴書に書ける資格で就職に役立つ

資格取得の利点についての情報は>>【野菜スペシャリストは意味ない？】取得するメリットを考えてみた

まとめ：野菜スペシャリストは独学できない！通信講座を受講しよう

野菜スペシャリストは独学できません。独学するなら、同じ野菜関連の資格検定「野菜検定」がおすすめです。

市販の本で独学もできるので、野菜スペシャリストと似た内容を独学したい場合は、参考にしてみてください。