- 料理って、どうやって勉強したらいいのかな。
- 調理師の専門学校に通うのはお金がかかりすぎるし、通信教育とかでコスパよく、手軽に学べる方法が知りたい。
こんなふうに、料理関連の資格の取りかたや、料理の勉強のやり方で悩んだことはありませんか?
そこで今回は、料理の勉強におすすめの資格講座を、たくさんある資格の中から4つにまとめました。
- 「料理が上手くなりたい!」
- 「料理を学びたいけど、調理師学校に通うのはむずかしい」
- 「通信で料理関連の資格を取りたい」
一つでも当てはまれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
記事の信頼性

栄養士の資格を持ち、料理初心者から栄養士として現場で働くまで、料理上達のために工夫を積み重ねてきた私が、初心者でも学びやすい、おすすめの料理の資格講座をお伝えします。
料理に関する資格講座【人気おすすめランキング4選】
まずは、料理が学べる資格を、おすすめ順に4つ紹介します。
どれがいいか迷ったら、料理初心者の方でも学びやすい、第1位の「はじめての家庭料理」の講座を選んでおけば安心です。
第4位:調理師
調理師は、国が管轄する国家資格です。
調理師の受験資格として、飲食店に2年以上勤務した経験が必要なので、その点だけ注意が必要です。
「調理師」の試験概要を、表にまとめました。
↓表は横にスクロールできます。
資格名 | 調理師免許 |
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資格認定元 | 国(国家資格) |
受験資格 | ・中学校卒業以上 ・飲食店2年以上の実務経験 (週4日以上、1日6時間以上 パート・アルバイトでもOK 勤務証明提出必須) |
受験日程 | 毎年1回 ※都道府県により試験日程は異なる ※神奈川県では年2回試験あり |
受験会場 | 各都道府県 |
受験科目 | 全6科目 ・公衆衛生学 ・食品学 ・栄養学 ・食品衛生学 ・調理理論 ・食文化概論 |
出題形式 | 筆記試験 (全て四肢択一のマークシート方式) |
受験料 | ¥6,000〜¥7,000 ※都道府県により異なる |
級 | 特に分かれていない |
合格基準 | 全体の60%以上 ※1科目でもその平均点を大きく下回る場合は、 不合格となる場合がある |
合格率 | 非公開 |
※試験概要は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
第3位:家庭料理技能検定

家庭料理技能検定は、香川栄養学園が主催する民間の資格です。

「家庭料理技能検定」の試験概要を、表にまとめました。
↓表は横にスクロールできます。
資格名 | 家庭料理技能検定 |
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資格認定元 | 香川栄養学園 (文部科学省後援事業) |
受験資格 | ・学歴・年齢・性別等の受験制限なし ・5級~準1級はどの級からでも受験ができる ・1級は準1級取得者のみ受験できる ・隣り合う級の併願可 (5,4級/4,3級など) |
受験日程 | 2020年は6月/11月 |
受験会場 | 協会指定の会場で受験 |
受験科目 | 【各級共通】 ・食生活と栄養 ・調理と衛生 ・実技試験(3級以上) |
出題形式 | 一次:マークシート方式 二次:実技試験 |
試験時間 | 【一次試験(筆記)】 45〜60分【二次試験(実技)】 3〜80分 ※詳しくは公式サイトをご覧ください。 |
受験料 | 【一次試験(筆記)】 5級:¥2,000 4級:¥3,000 3級:¥4,000 2級:¥5,000 準1級:¥6,000 1級:¥7,000【二次試験(実技)】 3級:¥5,500 2級:¥7,000 準1級:¥8,500 1級:¥10,000 |
級 | 5級>4級>3級>2級>準1級>1級 |
合格基準 | 全体の60%以上 |
合格率 | 非公開 |
※試験概要は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
家庭料理技能検定は、香川栄養学園が運営する、家庭料理に関する検定試験で、5級>4級>3級>2級>準1級>1級に分かれています。
5級や4級は実技試験がありませんが、3級から実技試験があります。
↓YouTubeチャンネルもあるので、実技試験の勉強に役立ててください。
「目玉焼き」や「野菜の切り方」など、基礎的なことから学べるので、「料理初心者なので、基本中の基本からしっかりと学びたい」という方におすすめ。
私もテキストを読んで勉強したことがありますが、ふだんの料理に直結する内容なので、すごく役立ちました♬
過去問や参考書も出ているので、気になるかたはぜひチェックしてみてください。
第2位:家庭料理スペシャリスト

「家庭料理スペシャリスト」は、家庭料理を学びたい方に向けて、通信教育大手のキャリカレが運営している講座です。
講座の概要を表にまとめました。
↓表は横にスクロールできます。
資格名 | 家庭料理スペシャリスト |
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販売 | キャリカレ |
受験資格 | 特になし |
受講形式 | 通信教育 |
学べる内容 | ・調理器具の特長や扱い方 ・基本の調理 (包丁の使い方、火加減、野菜の切り方など) ・献立の立て方 ・伝統料理、食事のマナー ・栄養素の知識 ・食品衛生 |
学べるジャンル | ・和洋中、エスニック |
教材内容 | テキスト5冊 DVD3巻 家庭料理レシピ集 学習ガイドブック 添削関連書類 |
添削指導 | 4回 |
受講料 | ¥36,000 |
学習期間 | 4ヶ月 |
サポート期間 | 700日 |
分割払い | ¥1,880×24 |
※試験概要は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
キャリカレの講座は、サポート期間の長さ(700日=約2年)がポイント。自分のペースで家庭料理の知識を学べます。


DVDでの映像講義は、テキストやレシピ集と連動していて、体系的にわかりやすく学ぶことができて便利ですね。
こちらも、「はじめての家庭料理」と同じく受講を申し込んでも、8日以内なら送料負担のみで返品・返金もできます。
「実際にテキストを見ないと、どんな感じなのか不安…」という方も、安心して申し込めるので、気軽に料理を学んでみてください。
第1位:はじめての家庭料理

「はじめての家庭料理」は、通信教育大手のユーキャンが運営している、家庭料理の基礎が学べる講座です。
講座の概要を表にまとめました。
↓表は横にスクロールできます。
資格名 | はじめての家庭料理 |
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販売 | ユーキャン |
受験資格 | 特になし |
受講形式 | 通信教育 |
学べる内容 | 包丁の使い方 材料の下ごしらえ |
学べるジャンル | 和洋中、エスニック おもてなし料理 デザート |
教材内容 | テキスト8冊 DVD(約76分) 「こんなときに役立つ 健康と料理」 「資料・用語集/目的別索引集」 ガイドブック(受講の手引き) 添削関連書類 |
添削指導 | 4回 |
受講料 | ¥38,000 |
学習期間 | 6ヶ月 |
サポート期間 | 12ヶ月 |
分割払い | ¥2,980×13 |
※試験概要は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
「はじめての家庭料理」の通信教育講座は、料理教室に通うことなく、自宅で料理の勉強ができる講座です。
いきなり料理を作るところからではなく、「包丁の使い方」や「食材の下ごしらえ」など、料理の基本から学べるので初心者でも安心できますね。
受講を申し込んでも、8日以内なら送料負担のみで返品・返金もできます。
「実際にテキストを見ないと、どんな感じなのか不安…」という方も、安心して申し込めるので、気軽に料理を学んでみてください。
食と栄養学に関する資格の選び方と注意点4つ

料理の資格を選ぶときの注意点は、この4つです。
- 座学や通学よりも通信教育がおすすめ
- 料金が安く抑えられること
- 認定証の発行や受験料が別でかからないこと(講座費用に含まれる)
- 資格更新料がかからないこと
それぞれ順番に解説しますね。
1.座学や通学よりも通信教育がおすすめ

移動はお金も時間もかかるので、家にいながら学習を進められる通信教育がおすすめです。
今はコロナで外出を控えたい人も増えていて、通信教育が人気。外に出かける必要がなく、効率よく学べます。

2.料金が安く抑えられること

通信教育で教材内容にそこまで大きな違いはないので、料金をできる限り安く抑えられた方がいいです。


講座の中には、20万円〜30万円近い高額のものもあるので、内容がともなっているか、慎重に選んだほうがいいですよ。
3.認定証の発行や受験料が別でかからないこと(講座費用に含まれる)
パッと通信教育の受講費用を見て「安い」と思っても、受験料や認定証の発行料金が別で必要になることがあるので、事前にチェックした方がいいですね。
4.資格の更新料がかからないこと
資格の種類によっては、「毎年5,000円」など更新料が必要になるものも意外と多いです。
たとえば、「野菜ソムリエ」「野菜ソムリエプロ」「野菜ソムリエ上級プロ」の資格は、資格の更新のために毎年3,500円以上(級によって支払い額は異なります)を払わないといけません。
一度資格を取ったのに、更新料金を払わないと資格が失効してしまうともったいないので、「更新料がかからないかどうか」は事前にチェックしておきましょう!

料理が学べる資格講座4選【まとめ】
ここまでの内容を振り返っていきます。
料理の資格を選ぶときの注意点は、この4つです。
- 座学や通学よりも通信教育がおすすめ
- 料金が安く抑えられること
- 認定証の発行や受験料が別でかからないこと(講座費用に含まれる)
- 資格更新料がかからないこと
この4つのポイントをふまえたうえで、料理に関するおすすめ資格4選はこちらです。
第4位:調理師
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第3位:家庭料理技能検定

第2位:家庭料理スペシャリスト

第1位:はじめての家庭料理

いかがでしたか?
私も料理や食の勉強を学校で基礎から学んできましたが、勉強したことが栄養士の仕事にはもちろん、普段の生活にもすぐに生かせるので、勉強しておいてよかったと思っています。
ぜひ、食や料理に興味のある方はこの機会に学んでみてくださいね。
栄養学や食・料理の勉強におすすめの本を紹介
栄養学や食事、料理のことをもっと詳しく学びたい方に、おすすめの本をまとめてみました。
今回の記事と合わせて、ぜひチェックしてみてくださいね。
>>【実際に読んでみた】栄養学と食の勉強・独学におすすめの本10選
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