乾燥大豆の戻し方と煮方【栄養士がわかりやすく解説】

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乾燥大豆の戻し方と煮方は?

そこで今回は、乾燥大豆を使うメリットと、乾燥大豆の戻し方と煮方をまとめました。

著者・記事監修の栄養士の赤石美波

記事の監修・執筆

栄養士 赤石美波

小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
赤石美波のプロフィール詳細

記事監修・執筆:栄養士 赤石美波

著者・記事監修の栄養士の赤石美波

小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。

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乾燥大豆の戻し方と煮方

大豆

材料

  • 大豆(乾物) 1袋
  • 水    大豆の重量の4〜5倍

大豆の戻し方と煮方

1)大豆(乾物)は一度ざっと洗ってから、一晩(夏なら6〜7時間、冬は10〜12時間)水に浸けておきます。

水の分量は、大豆の4〜5倍量です。

最初に大豆を洗い、ゴミや虫食いの大豆があれば取り除きます。

大豆は、水を吸うことで2.5倍ほどに大きく膨らみます。夏は6〜7時間、冬は10〜12時間置きます。

2)鍋を強火にかけて煮る

沸騰したら弱火にします。

大豆を煮ると、こんなふうにアクがたくさん出てきます。

ちょうど沸騰した時にアクがたくさん出てくるので、このタイミングですぐに取ってください。

時間がたってしまうとアクが全体に散って、えぐみのもとになり、大豆の風味を損ないます。

3)水を2/3カップほど注ぎ入れる。

水を2/3カップほど入れます。ボコボコと沸騰していたお湯が急に静かになることから「びっくり水」とも言われます(「差し水」とも)。

差し水をする理由は、お湯の温度をいったん下げて、大豆の中までしっかりと熱が伝わるようにするためです。

もしも、お湯がずっと熱いまま大豆を煮ていると、大豆の外側だけ火が入りすぎて皮が破け、内側には火が入らず固いままになってしまいます。

温度差をなるべく少なくするためにも、差し水をします。

再び煮立ったら、鍋に蓋をして、吹きこぼれない程度の弱火にします。

4)そのまま40分〜1時間ほどゆでる

差し水をしたら、そのまま40分〜1時間ほどゆでます。ここで大切なのが、水が足りなくならないようにすること。水が足りなくなると、焦げてしまいます。

具体的に言うと、茹で汁が大豆の上に常に2〜3cmはあるようにします。

この状態を保つために、煮ている途中で様子を見ながら、水を足します。

一粒取り出して、大豆が食べられるくらいまで柔らかくなっていたら完成です。指の腹でつぶれるくらいが目安です。

そのまま保存容器に入れて冷蔵庫に保存し、なるべく早めに使い切りましょう。

ジップ付きの袋に入れ、小分けにして冷凍庫で保存するのも便利でおすすめです。私は、ゆでた大豆をそのまま五目ひじきに入れました。サラダのトッピングにも良いと思います。

大豆をいったん戻してから煮る理由

ブログ管理人
どうせ1時間も煮るんだから、前もって水で戻さなくても良いんじゃない?

大豆をいきなり煮ずに、まずは水で戻してから煮るのはなぜでしょうか。

煮る前に大豆を一晩かけて戻す理由

理由はシンプルで、「水であらかじめ戻した方が、早く煮える」からです。

水で戻さずに、いきなりゆで始めると、やわらかくなるまでに時間がかかり、豆に固い部分が残って煮えムラができます

大豆を水であらかじめ戻して、水分を含ませておけば、豆の中の水分が均一になり、全体を柔らかく煮ることができます。

豆の中に行きわたった水分が、熱を伝える役割をします。そのために、煮る前に大豆を水で戻します。

乾燥大豆を煮て使うメリット

大豆

ふだん、乾物の大豆を戻して使うことはあまりないと思いますが、乾燥大豆を戻してから料理に使うのことにメリットがあります。

なぜなら、水煮のものよりも、乾燥大豆を自分で戻してから煮た方が、得られる栄養素が多いからです。

特に水煮の大豆は便利ですが、ミネラルの損失が多少あるので、せっかく大豆を食べていても、栄養素が効率的に取れません。

乾物の大豆を煮るとき、ぜひ参考にしてみてください。

栄養学や食・料理の勉強におすすめの本を紹介

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この記事を書いた人

赤石 美波のアバター 赤石 美波 教員免許・栄養士免許取得済

小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。

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