
こんなふうに、味噌の選び方で迷ったことはありませんか?
スーパーに行くと、たくさんの種類の味噌が並んで売られていて、どういう基準で選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、体にいい味噌の選び方のポイント3つと、おすすめの味噌5選をまとめました。
目次
本記事のテーマ
「健康的で体にいい、おいしくて安全な味噌の選び方」のポイント3つがわかります。
「細かいことはいいから、体にいいおすすめの味噌が知りたい」という方は、こちらからどうぞ!
記事の信頼性

栄養士の資格を持ち、料理教室の講師や、栄養士として現場で働いてきた経験のある私が、健康的で体にいい味噌の選び方についてお伝えします。
読者さんへの前置きメッセージ
この記事を読んだあとは、健康的で体にいい、安全な味噌の選び方がわかって、ふだんの買い物で迷わなくなりますよ。
それではさっそく見ていきましょう!
健康的で体にいい味噌の選び方【3つのポイント】

- 原材料がシンプルで、だし入りではないもの
- 容器に小さな穴(呼吸口)がついている
- 酒精やアルコールを使っていないもの
それぞれ、順番に解説していきます。
「とりあえず、おすすめの味噌がほしい」という方には、この2つがおすすめです。栄養士の私も愛用している味噌です。
↓普段使いにはひかり味噌の無添加こうじみそがおすすめ。
余計なものが入っていないし、これから紹介する体にいい味噌の基準をクリアしているのに、値段もお手頃なのでコスパ良いです。
↓予算があって、味噌選びにもっとこだわる方はこちらがおすすめ。材料一つ一つにものすごくこだわった、天然醸造の生味噌です。
体にいい味噌の選び方1:原材料がシンプル

味噌は、大豆と、麹と、塩から作られています。
「麹」の部分は、米味噌なら米麹、麦味噌なら麦麹と書かれてます。
スーパーでよく見かけるのは米味噌なので、「麹」の部分は「米麹」と書かれているものが多いです。

味噌のパッケージの原材料欄を見て、「大豆、(米・麦)麹・塩」だけが書かれていれば、選んでOKです。
さらにこだわるなら、原材料が国産100%だと、もっといいですね。
原材料が国産100%の味噌は、企業もアピールしたいポイントなので、味噌のラベルに「国産大豆100%」などと書いてあることが多いです。
私は、いつもこの味噌を使ってます。値段もリーズナブルで使いやすいし、おいしいです。
市販のだし入り味噌は選ばないようにしよう:原材料欄に注目!

よく、「だし入り味噌」という味噌が売ってますが、原材料欄を見てみてください。
「大豆、(米・麦)麹・塩」以外のものがいろいろ書かれてるはずです。
たとえば、調味料(アミノ酸等)、◯◯エキス、たん白加水分解物などの食品添加物ですね。
でも、味噌を作るのに必要なのは大豆と、麹と、塩だけですから、本来食品添加物はいらないはずです。
調味料(アミノ酸等)を入れなくても、ちゃんと時間をかけて熟成すれば、大豆が味噌になっていく過程で、自然の力でうまみ(アミノ酸)を作り出せるんですよね。
この理屈でいえば、味噌に化学調味料でつくっただしや、グルタミン酸ナトリウムや◯◯エキスなどの化学調味料はいらないはずです。

「味噌汁のだしを取るのが面倒で…でも、ちゃんとだしの入った、おいしい味噌汁を作りたい」という方は、
食品添加物のたくさん入っただし入り味噌を買うのではなくて、無添加のだしパックを活用するといいですよ。
体にいいだしパックの選び方は、この記事でくわしく解説しています。
>>健康的で体にいい無添加だしパックの選び方【栄養士おすすめ】
体にいい味噌の選び方2:容器に小さな穴(呼吸口)がついている

味噌をよく見ると、容器のふたのあたりに、穴が空いているものがあります。

味噌は『麹カビ』という生き物を発酵させてつくるものなので、
加熱処理をしない限り、味噌ができあがったあとも、味噌自身が常に呼吸をしています。
加熱処理されていない生の味噌の中には生きた麹菌がいますが、
容器に詰められたあとも麹菌の発酵・熟成が続いていて、常に二酸化炭素が出続けています。
この二酸化炭素で容器が膨らんで破裂しないように、小さな穴がついているんですね。
なので、この穴(呼吸穴)がある味噌というのは、味噌自体が発酵熟成し続けている、つまり麹菌が生きている、本物の味噌ということになります。

近所のスーパーの棚にも、こうした穴(呼吸穴)のついている味噌が置いてあるので、
ぜひ一度、商品を手にとって、じっくりと見てみてるといいと思いますよ!
私も、近所のスーパーで、呼吸穴のある味噌をいつも買ってます。
この2つは、栄養士の私も愛用している味噌です。
↓普段使いにはひかり味噌の無添加こうじみそがおすすめ。
余計なものが入っていないし、これから紹介する体にいい味噌の基準をクリアしているのに、値段もお手頃なのでコスパ良いです。
↓予算があって、味噌選びにもっとこだわる方はこちらがおすすめ。材料一つ一つにものすごくこだわった、天然醸造の生味噌です。
体にいい味噌の選び方3:酒精やアルコールを使っていない
- 良い例
- 悪い例
味噌の原材料の欄に、「酒精」「アルコール」と書かれていないものを選んでください。
「酒精」と書いてありますが、これは食品添加物のエチルアルコールのことで、
原料に遺伝子組み換えのトウモロコシが使われている場合があります。
「酒精」や「アルコール」を入れるのは、味噌の中にいる麹菌がはたらかないようにして、
品質を一定に保ったり、容器が破裂しないようにするためです。
酒精を入れないと、味噌の中にいる麹菌の活動が止まらないので、
容器が破裂したり、「この前買った味噌と、色が違う」「置いておくと、色が濃くなってしまう」
ということになります。
でも、個人的に思うんですが、色が変わっても味噌は味噌ですし、容器に破裂しないように穴が空いていればいい話ですよね。
せっかく味噌を食べるなら、生きた麹菌を体の中に入れたいので、酒精が入っていないものを選びたいものです。
※酒精やアルコールを入れなくても、「加熱殺菌」すれば麹菌の活動は止まります。

という場合は、加熱殺菌して麹菌のはたらきを抑えているのかもしれません。
でも、加熱殺菌した味噌は麹菌がはたらかなくなってるので、生きた麹菌をとれないからもったいないですね。

【安全で体にいい味噌】人気おすすめランキング5選
次は、体にいい味噌の中でおすすめのものをランキング形式で紹介します。
迷ったら、第1位の「無添加こうじみそ」を選んでおけば間違いはありません。スーパーにもよく売っていて、値段もリーズナブルなので続けやすいですよ。
第1位:ひかり味噌の「無添加こうじみそ」
普段使いには、こちらがおすすめです。どんな料理にも合いますし、料理自体おいしくなる味噌です。
何よりコスパがいいですね。値段が手頃なのに、原材料もシンプルで、ちゃんと発酵されています。
第2位:本生仕込み手造り味噌「極生」翁二年味噌
予算があって、味噌選びにもっとこだわる方はこちらがおすすめ。
材料一つ一つにものすごくこだわった天然醸造の生味噌で、腸内環境も整います。
第3位:【マルカワみそ】自然栽培味噌 未来
原材料のお米は自然栽培のものを使用というこだわりぶり。現代になっても天然菌を使い、昔ながらの木桶で長期熟成させた味噌を作っている、国内屈指のメーカーです。
この味噌で食べる玉ねぎとわかめと油揚げの味噌汁が本当においしくて、旦那さんと目を丸くして食べています。
たくさん欲しい方は、こちらをどうぞ!2個セットだと400円ほどお得です。
第4位:数量限定【まるみ麹本店】 木村式自然栽培 奇跡の味噌
「奇跡のりんご」で知られる、木村秋則さんの指導のもと、自然栽培によって岡山県内で育てられた米と、 同じく自然栽培の北海道産大豆を使って作った自然みそです。
値段が張るのですが、食が好きな方には一度食べてほしい味噌。無添加で作り手のパワーがしっかり感じられる最高の味噌です。
素朴でまろやか、やさしい味なのに、しっかりうまみがあります。数量限定なので、気になる方は今のうちにチェックしてみてくださいね!
第5位:山吹 無添加家傳山吹 味噌
少し味が濃いのですが、じっくりと熟成されていておいしさには定評があります。
原材料も「大豆・米・食塩」といたってシンプル。無添加で安心の味噌です。
値段が少し張るのですが、味が濃いぶん使う量も少なくていいので、コスパよく使えますよ。
容器のふたもパカパカと開閉しやすいので、味噌を使うときのストレスがありません。
健康的で体にいい、安全な味噌の選び方まとめ

健康的で体にいい、安全な味噌の選び方のポイントは、この3つです。
- 原材料がシンプルで、だし入りではないもの
- 容器に小さな穴(呼吸口)がついている
- 酒精やアルコールを使っていないもの

味噌の人気おすすめランキングはこちら。迷ったら第1位の「無添加こうじみそ」を選んでおけば間違いありません。
第1位:ひかり味噌の「無添加こうじみそ」
第2位:本生仕込み手造り味噌「極生」翁二年味噌
第3位:【マルカワみそ】自然栽培味噌 未来
第4位:数量限定【まるみ麹本店】 木村式自然栽培 奇跡の味噌
第5位:山吹 無添加家傳山吹 味噌
きちんと発酵させ、時間をかけて作られたものは腸に良い菌がたくさんいます。つまり、体にも良い影響があります。
味噌の値段もピンキリで、冷蔵で売られている味噌がいいとか、天然醸造がいいとか、こだわり出したらきりがないですが、
時間をかけてちゃんと作られた味噌の味は、深みがあって、だしがいらないくらいおいしいものです。
酒精やアルコールを入れずに味噌を作る場合、温度管理をしないで長い期間熟成させる必要があり、これが「天然醸造」と呼ばれる味噌です。
味噌は発酵食品ですから、きちんと時間をかけて「発酵」されていることが肝心です。

ぜひ、味噌を選びときの参考にしてみてくださいね。
栄養学や食・料理の勉強におすすめの本を紹介
栄養学や食事、料理のことをもっと詳しく学びたい方に、おすすめの本をまとめてみました。
今回の記事と合わせて、ぜひチェックしてみてくださいね。
>>【実際に読んでみた】栄養学と食の勉強・独学におすすめの本10選
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