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料理を作ろうと思ったとき、料理酒がなくなっていて困った、という経験をしたことがある人はいませんか?
水での代用が思いつくものの、料理酒の代わりに水を使っておいしい料理ができるのか、心配になってしまいますよね。
そこで今回は、料理酒の代用品や効果、なくてもいいかどうかをご紹介します。
さらに、料理酒の効果を知ることで、必要性がわかります。ぜひ最後まで読んでみてください。
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記事監修
栄養士 赤石美波
小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
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記事監修:栄養士 赤石美波
小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
料理酒は、米、米麹、塩を原料とした発酵調味料です。
料理酒は12%程度のアルコール度数がありますが、塩分が3~4%と高く、飲むことができないため、お酒ではなく、調味料に分類されます。酒税がかからず、安価でどこででも手に入るというメリットがあります。
ここで紹介するのは次の4つです。
それぞれの代用するときの量や、注意点を紹介します。
みりんは、アルコールが含まれているので、料理酒の代わりに使うことができます。料理に、甘味と照りを加えることができます。
料理酒を使うときと同じ分量で使用し、その分砂糖を減らしてください。
「みりん風調味料」には、アルコールが含まれていないので、料理酒の代用にする場合は、「本みりん」を選んでください。
日本酒は、すっきりとした飲み味を追求するため、精米した米を原料にしており、雑味がありません。
一方、料理酒は、うま味を出すために、雑味を残してあります。
日本酒も、レシピ中の料理酒と同量を使用して大丈夫です。アルコール度数が平均15%と料理酒よりも高いため、しっかりとアルコールを飛ばしてください。
焼酎も、料理酒の代わりに使うことができます。
しかし、焼酎は蒸留酒であるため、料理酒のようにアミノ酸が含まれていません。そのため、うま味やコクが少ないです。
可食部100gにおけるアミノ酸の含有量
料理酒 | 0.2g |
---|---|
焼酎(甲種) | 0g |
焼酎(乙種) | 0g |
焼酎は独特の香りがあるため、気になる人もいるのではないでしょうか。料理酒の代わりに使うときは、香りの強い芋焼酎ではなく、米焼酎や麦焼酎がおすすめです。
ワインも、料理酒の代わりに使用できます。香りがよいので、肉や魚の臭みをとるのに向いています。
白ワインのほうが、赤ワインと比べてクセや渋みが少ないので、料理酒の代用品としてはおすすめです。甘口よりも、辛口のワインの方がより料理酒に近い味わいを出すことができます。
使用する分量 | 注意点 | |
---|---|---|
みりん | 料理酒と同量にして砂糖を減らす | 甘味の要らない料理には不向き「本みりん」を使う |
日本酒 | 料理酒と同量 | うま味が少ないアルコール度数が高い |
焼酎 | 料理酒より少なめ | うま味が少ない香り、クセが強い |
ワイン | 料理酒と同量 | 辛口の白ワインがおすすめ |
家にあるもので代用できたら、料理酒は買わなくてよいのではないか……と感じてしまいますよね。
料理酒の効果
1つずつ見ていきましょう。
料理酒を使うことで、肉や魚の臭みを取ることができます。
加熱すると料理酒に含まれるアルコールが蒸発します。そのとき、アルコールと一緒に臭みの元が一緒に蒸発することで、食材から臭みが取り除かれるからです。
さらに、料理酒の成分が臭みの元の成分を包み、臭みを感じにくくさせる効果もあります。
料理酒を使うことで、食材に味が染み込みやすくなります。
料理酒に含まれるアルコールは、食材に均一に浸透する性質があるからです。
アルコールと一緒に調味料が食材へ浸透し、早く均一に味が染み込みます。調理の時短にも役立ちます。
料理酒は、料理にうま味やコクを出すことができます。
料理酒の原料である米を分解して作られたアミノ酸や、有機酸を豊富に含んでいるからです。
料理酒を使うことで、料理の素材からだけでなく、調味料からもうま味を加えることができます。
料理酒は、食材を柔らかくする働きがあります。
肉や魚は、加熱するとたんぱく質が収縮するため、固くなります。料理酒を加えることで、アルコールが食材の保水性を高め、柔らかく仕上げてくれます。
私は以前、台所にあるものを減らそうと、料理酒を買わずに過ごしたことがあります。
ここでは、そのときにどのように料理酒を代用したのか、その結果どうだったのかを、私の体験を交えて説明します。
ブライン液とは、水に塩、砂糖を混ぜたものです。肉や魚を漬け込むことで、浸透圧によって柔らかくなります。
材料は次のとおりです。
およそ5%の塩水に、塩と同量の砂糖を加えます。塩水が5%より濃くなると、逆に食材が固くなるので注意が必要です。
半日程度漬け込むと、肉も魚もふっくらと柔らかくなりますよ。その後は、普通にお好きな調理方法で使ってください。
煮物を作るときは、レシピに記載された酒の分量の水を加えました。
料理酒には塩分があるので、塩を少々加えました。しかし、料理酒の塩は、飲用に用いないように加えられているようなので、入れなくてもよいと思います。
料理酒を使うと、味が染みこみやすくなるところは、煮込み時間を長めにすることと、一度冷まして味を染みこませることでカバーしました。
煮込み時間を長くしたり、味を染み込ませる工夫をすることで、料理酒を使わなくても煮物をおいしく作ることができました。
肉や魚の臭み消しには、香味野菜を使いました。
たとえば、炒め物には玉ねぎを入れたり、肉や魚の下味にニンニク、ショウガをすり下ろして加える、などです。
この方法は、メニューを選ぶというデメリットがありました。魚の塩焼きや、蒸し物など、香味野菜を使いたくないメニューもあるからです。
一方で、唐揚げや炒め物は、この方法で問題ありませんでした。
結局、今の私の台所には、料理酒があります。
料理酒1本あればすむのに、ブライン液に浸けたり、煮込み時間を長くしたり、香味野菜をすり下ろすのは手間だったからです。
料理酒があれば、手間をかけることなく、たくさんの効果を得ることができます。加熱してしまえばクセも残らないので、メニューを選びません。
今回は、料理酒はなくてもいいかという疑問について説明しました。内容を振り返りましょう。
料理酒がないことに気がつかず、切らしてしまったときは、みりんや日本酒などの自宅にあるもので、ある程度は代用できます。
料理酒には、肉や魚の臭みを取ったり、料理の味をしみこみやすくする、うま味を出す、食材を柔らかくするといった、料理をおいしくする効果があります。
もし料理酒がなくて困っているときや、料理酒はなくてもいいのではないか、と思ったときは、今回の記事を参考にしてみてください。
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宮崎在住の主婦。夫・息子2人と4人暮らしをしています。趣味は美味しいものを作ることと食べること。「10年後に後悔しない毎日を送りたい」をモットーに、今しかできない育児を楽しんでいます!