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【シチューに向いているじゃがいもの種類】切り方や固くならない方法も紹介
- 「シチューに向いているじゃがいもの種類ってなんだろう?」
- 「シチューのじゃがいもが煮崩れるのを防ぎたい」
- 「シチューのじゃがいも、たまに固いときがある」
じゃがいもにはたくさんの種類がありますが、シチューに向いているじゃがいもがどれなのか、気になったことはないでしょうか。また、シチューに入れたじゃがいもが煮崩れてしまったり、固かったりすることはありませんか?
そこで今回は、シチュー向きのじゃがいもの種類や、煮崩れしないような切り方、固い食感を残さない調理のコツもお伝えします。
- シチューに向いているのは粘質のじゃがいも
- 粘質のじゃがいもにはメークインや、とうやなどの種類がある
- 面取りや入れるタイミングを工夫すれば、煮崩れを防げる
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記事監修
栄養士 赤石美波
小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
赤石美波のプロフィール詳細
記事監修:栄養士 赤石美波
小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
じゃがいもの食感には2種類ある!シチューに向いているのは粘質
じゃがいもは、食感によって粘質と粉質に分けられます。違いは、じゃがいもに含まれるでんぷんの量です。
でんぷん量が少ないと粘質、多いと粉質の食感になります。
粘質 | 粉質 | |
---|---|---|
でんぷんの量 | 多い | 少ない |
煮崩れ | しにくい | する |
つぶしやすさ | つぶしにくい | つぶしやすい |
品種名 | メークインとうやニシユタカ など | 男爵キタアカリ など |
向いている料理 | カレーシチュー肉じゃがポトフ | マッシュポテトポテトサラダコロッケ粉ふきいも |
それぞれの特徴や品種の名前、向いている調理法について説明します。
なめらか食感の粘質じゃがいもはシチューや肉じゃがに
加熱しても煮崩れしにくいので、シチューやカレー、肉じゃが、ポトフなどの煮込み料理に向いています。
メークインやとうや、ニシユタカといった種類があります。
ほくほく食感の粉質じゃがいもは粉ふきいもやコロッケに
加熱するとほろほろと崩れるので、マッシュポテトやポテトサラダ、コロッケなどつぶして作る料理に向いています。粉ふきいもにすると、きれいに粉をふきます。
粉質のじゃがいもには、男爵やキタアカリなどの品種があります。
クリームシチューやビーフシチューにぴったりなじゃがいもの種類
ここでは、シチューに向いているじゃがいもをくわしく紹介します。手に入る時期や、味わいもさまざまなので、ぜひお気に入りの品種を見つけてください。
ここで紹介するじゃがいもの品種は、次のとおりです。
- メークイン
- とうや
- ニシユタカ
- ピルカ
- インカのめざめ
メークイン
メークインは、全国各地で栽培され生産量が多いので、1年中手に入りやすい品種です。細長く表面はつるりとしており、芽が少なく皮がむきやすいです。
とうや
主に北海道で生産されています。他のじゃがいもより早い8月頃から収穫されるため、「新じゃが」として出回ることもあります。カロテンとビタミンCを豊富に含むため、黄色の果肉をしています。
とうやもクセのない味なので、ビーフシチューにもクリームシチューにも合います。
ニシユタカ
「ニシユタカ」は長崎生まれの品種で、現在は九州で多く生産されています。春と秋の2回、旬があります。
煮崩れしにくいですが、火の通りが遅いので、調理の際は下ゆでするのがおすすめです。
ピルカ
「ピルカ」は「メイホウ」と「十勝こがね」という品種をかけあわせた品種です。
メークインに似た卵形で、皮が薄くつるりとしています。旬は8〜9月で、北海道や鹿児島で生産されています。
インカのめざめ
「インカのめざめ」は、でんぷん量が多いのに煮崩れしにくい、粘質と粉質の中間の品種です。
じゃがいもの原産地であるアンデス地方の高級品種を、北海道で生産できるように品種改良したものです。旬は9〜11月です。
特徴 | 味 | 旬の時期 | |
---|---|---|---|
メークイン | 手に入りやすい皮がむきやすい | クセがない | 9~12月 |
とうや | 果肉が黄色 | クセがない粉っぽさがない | 8月下旬~秋 |
ニシユタカ | 火が通りにくい皮がうすい | みずみずしいほんのり甘い | 春と秋 |
ピルカ | 皮がうすい | クセがない | 8~9月 |
インカのめざめ | 果肉が濃い黄色 | 栗に似ている甘い | 9~11月 |
煮崩れや固いじゃがいもをどう防ぐ?シチューに入れるときの切り方やコツ
シチュー向きのじゃがいもを選んでも、煮崩れすることはあります。逆に、よく煮込んだつもりでも固いこともありますよね。
ここでは、シチューに入れたじゃがいもが、煮崩れしにくい切り方や入れ方など、4つのコツを説明します。
- 乱切りにして面取りをする
- 水にさらしてでんぷんを取り除く
- 下ゆでをする
- 最後に入れる
乱切りにして面取りをする
シチューに入れるじゃがいもは、一口大の乱切りにして、面取りをするのがおすすめです。
面取りをしないと、火が通りやすい角がすぐに柔らかくなり、煮崩れてしまうからです。
面取りしたじゃがいもの切れ端は、味噌汁に入れたり、にんじんと炒めてきんぴらにすると、無駄なく食べられますよ。
水にさらしてでんぷんを取り除く
切ったじゃがいもを水にさらすことで、表面のでんぷんを取り除くことができます。
でんぷんを取り除く理由は、でんぷんが加熱することで膨らみ、じゃがいもの細胞同士の結びつきを弱め、煮崩れの原因となるからです。
長時間水にさらすと、じゃがいもの栄養が水に流れ出てしまうので、水にさらす時間は10分程度にしてください。
下ゆでをする
いつもシチューのジャガイモが固い場合は、下ゆでをしてから鍋に入れてください。
下ゆでをするときは、水からゆでましょう。お湯からゆでると、じゃがいもの表面にだけ先に火が通り、煮崩れの原因になります。
水から加熱することで、ゆっくりと火が通るので、煮崩れ防止になります。
しかし、下ゆですることでじゃがいもの栄養素が流れてしまう可能性があります。気になる人は電子レンジを使うのがおすすめです。
ラップをふんわりかけて、600Wで3〜4分加熱してください。
シチューのじゃがいもがいつも固い、というときは下ゆでを試してみてください。
最後に入れる
シチューを作るときに、肉や野菜を最初に油で炒める工程があります。煮崩れが気になるときは、ここでじゃがいもは加えず、一度他の材料を煮込んでから、最後にじゃがいもを加える方法もあります。
特に牛肉が柔らかくなるまで長時間煮込むビーフシチューは、この方法がおすすめです。牛肉、玉ねぎ、にんじんをよく炒め、水を入れて牛肉が柔らかくなるまで煮込んだあと、じゃがいもを加えて10分煮込みます。
私は、クリームシチューを作るときも、じゃがいもを最後に入れます。鶏肉と玉ねぎ、にんじん、キノコをよく炒めたあとに鍋に水をひたひたになるくらい入れ、その上にじゃがいもを乗せます。
そして蓋をして加熱すると、じゃがいもが蒸したようになります。
シチュー向きのじゃがいもの種類は粘質のもの!切り方を工夫し煮崩れを防ごう
今回は、シチューに向いているじゃがいもの種類を紹介しました。内容を振り返りましょう。
- シチューに向いているのは粘質のじゃがいも
- 粘質のじゃがいもにはメークインや、とうやなどの種類がある
- 面取りや入れるタイミングを工夫すれば、煮崩れを防げる
じゃがいもには、粘質と粉質の品種があり、シチューに向いているのは粘質のじゃがいもです。
面取りや水にさらす、他の材料よりも後から鍋に入れるなどの工夫をすれば、煮崩れせず舌触りのよいシチューを作ることができます。
シチューに入れるじゃがいも選びに迷ったときは、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。