くさやをなぜ食べる?例えるとどんな匂いかやおすすめの食べ方を紹介

くさやをなぜ食べる?例えるとどんな匂いかやおすすめの食べ方

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  • 「くさやって何だろう?」
  • 「くさやってどんな匂い?」
  • 「くさやを食べてみたいけど、勇気が出ないな……」

くさやがどんな食べ物なのか、気になっている人はいませんか?

ライター森ミニ
とてもくさいと聞くので、食べてみるのに少し勇気がいりますよね。

そこで今回は、くさやがどのような食べ物であるのかやその匂い、おすすめの食べ方についてご紹介します。

くさやについて知ると、初めての食べ物に挑戦してみたくなり、新しいおいしさを発見できますよ。ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事の結論
  • くさやは、くさや液に浸けて作る魚の干物
  • くさやは匂いが強烈だが、うま味が強く栄養たっぷり
  • くさやの食べ方は焼き魚や、お茶漬け、マヨネーズ和え、アヒージョなど

「発酵食品が好き」を極めよう>>【発酵麹資格どれがいい?腸活おすすめ34種類】通信講座一覧比較・独学で取れる検定

著者・記事監修の栄養士の赤石美波

記事監修

栄養士 赤石美波

小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
赤石美波のプロフィール詳細

記事監修:栄養士 赤石美波

著者・記事監修の栄養士の赤石美波

小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。

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くさやとはくさや液に浸けて作る魚の干物!例えるならどんな匂い?

くさやとはくさや液に浸けて作る魚の干物!例えるならどんな匂い?

くさやの材料や作り方、匂いについて紹介します。

くさやは伊豆諸島で作られる魚の干物

くさやは、伊豆諸島で作られている魚の干物です。原料はアオムロアジが中心ですが、トビウオ、シイラなど、何の魚でもくさやにできます。

ライター森ミニ
伊豆諸島では昔から、冬の間の保存食として、魚を塩水に浸し、天日に干して干物を作っていました。

江戸時代になると、稲作の盛んでない伊豆諸島では、塩を年貢として納めるようになりました。干物を作るための塩水を繰り返し使って、貴重な塩を節約しました。

塩水は、何度も継ぎ足して使われる間に魚のタンパク質が溶け出し、微生物が繁殖し、発酵しました。そうして作られたのが、くさやです。

くさやは、島の歴史の中で生み出された発酵食品です。

300年受け継がれる発酵液「くさや液」の魅力

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くさやを作るために魚を浸す液を「くさや液」といいます。

くさや液は、繰り返し塩水をつぎ足され、魚を浸けてきました。古ければ古いほど味が出ると言われ、古い製造所ではなんと300年間も継ぎ足されています。

くさや液の中には、コリネバクテリウム・クサヤ(クサヤ菌)という乳酸菌がいます。くさや液は、魚を浸けたらしばらく休ませないとうま味が出ません。

逆に魚を浸けないままだと、クサヤ菌が発酵を止めてしまうため、休ませている間も魚の切り身を入れる必要があり、生き物そのものです。そしてその味はその島・製造所ごとに違います。

参照:塩の節約と島の自然が生んだ「くさや」|ミツカン

長い間受け継がれてきたくさや液には、伊豆諸島の歴史が詰まっています。

くさやの匂いは例えると「銀杏」「濃厚なチーズ」「動物園」

くさやは、強烈な匂いでよく知られています。くさやの匂いは「銀杏」「濃厚なチーズ」「動物園」のようだと感じる人が多いようです。

ライター森ミニ
くさやの匂いは、くさや液の発酵によるものです。

くさやの匂いには、酪酸、プロピオン酸、アンモニアが多く含まれています。酪酸は、銀杏やチーズの匂いにも含まれています。くさやの匂いが銀杏やチーズに例えられるのも納得です。

くさいくさやをなぜ食べる?メリット3選

くさいくさやをなぜ食べる?メリット3選

強い匂いのくさやを、人はなぜ食べるのでしょうか?くさやを食べるメリットについて紹介します。

クセになるおいしさ

くさやの魅力に、そのおいしさがあります。

くさやには、うま味成分であるアミノ酸が豊富に含まれています。魚の水分が抜けることで、魚の味が凝縮され、より味わい深い味になります。締まった身の歯ごたえも、魅力の一つです。

ライター森ミニ
強い匂いに隠れがちですが、くさやにはクセになるおいしさがあります。

ふつうの干物と比べ栄養価が高い

くさやは、発酵することで栄養価がアップします。

同じムロアジでも、通常の作り方の干物に比べ、くさやにするとカルシウムは7倍、葉酸は5倍です。ビタミンB類も豊富に含まれています。

くさやを食べることで、骨粗鬆症の予防や疲労回復、代謝アップの効果が期待できます。

可食部100gにおける含有量

カルシウム(mg)ビタミンB1(mg)ビタミンB12 (mg)葉酸(μg)
魚介類/<魚類>/(あじ類)/むろあじ/開き干し430.179.45
魚介類/<魚類>/(あじ類)/むろあじ/くさや3000.2412.026
参照:食品成分表データベース|文部科学省より引用作成

魚に多く含まれるDHAは、そのまま摂ると身体によいですが、干物のDHAは天日に干すときに過酸化脂質に変わります。過酸化脂質は、動脈硬化や老化のリスクを高めます。

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そのため、干物はおいしいものの健康食品とは言えません。

くさやは、焼くと過酸化脂質が少なくなります。それは、発酵のおかげだと考えられています。くさやを食べ続けている伊豆諸島の人に、動脈硬化が多くはないことが証明されています。

参照:クサヤ・パラドックスの研究ー八丈島の疫学調査よりー|福生吉裕 他 2001年

くさやは、ふつうの干物に比べ栄養価が高く、過酸化脂質も減少しています。くさやは、健康面からみても魅力的です。

塩分控えめで無添加なのに長期保存できる

くさやは、保存食として作られてきました。

保存食にするには、腐敗しないように塩分濃度を濃くしたり、食品添加物を使用する必要があります。しかし、いくら体によいと言っても、塩分が高いものを頻繁に食べるわけにはいきません。

くさやは、ふつうの干物より塩分が控えめです。ふつうの干物の塩分濃度は18〜20%ですが、くさやの場合は6〜8%です。

参照:「くさや」とは|新島水産加工協同組合

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塩分濃度が低くても腐らないのは、クサヤ菌をはじめとした、くさや液の微生物によるものです。

さらに、くさや液には、天然の抗生物質が含まれていることがわかってきました。

参照:共同研究「伝統水産発酵食品『くさや』から抗生物質生産放線菌の分離に成功~『くさや』の保存性の高さの科学的解明に期待~」|醸造科学科 鈴木 敏弘 准教授|東京農業大学

昔の伊豆諸島の人たちは、おなかが痛くなるとくさや液を飲み、傷には塗っていたそうです。

くさや液は、クサヤ菌の力と、天然の抗生物質の力で腐敗菌を寄せ付けません。くさやは塩分濃度が低く、添加物も使用していないのにも関わらず、長期保存が可能です。

くさやをおいしく食べるには?おすすめの食べ方を紹介

くさやをおいしく食べるには?おすすめの食べ方

くさやの魅力を知り、食べてみたくなりませんでしたか?次の項目では、くさやのおいしい食べ方をお伝えします。

  • アルミホイルで包みグリルで焼き魚に
  • お茶漬けに
  • マヨネーズで和えて
  • アヒージョやピザに

調理をするときに匂いの少ない、加熱済みの商品もあるので、ぜひ手軽な方法でくさやを楽しんでください。

アルミホイルで包みグリルで焼き魚に

くさやは、焼くことで匂いが強くなります。匂いを抑えるため、アルミホイルに包み、グリルで焼いてください。醤油を一まわしすると、さらに匂いが抑えられます。

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弱火で背側7割、腹側3割ほどの焼き加減がおすすめです。

焼き上がったら身をほぐし、お皿に盛りつけてできあがりです。

お茶漬けに

家でくさやを焼くのには抵抗がある、という人には、焼いてスティック状になっている商品だと手軽に食べられます。

【送料込】焼くさやスティック5本 1,800円(税込)|菊孫商店

ほぐしてごはんの上に乗せ、お茶をかけてお茶漬けにしてください。このときに使うお茶はほうじ茶でも、緑茶でもお好きなもので大丈夫です。

マヨネーズで和えて

ライター森ミニ
伊豆諸島では、くさやをほぐしマヨネーズで和えて食べます。

現地では、同じ伊豆諸島の名産であるアシタバと和えるのがメジャーだそうです。ツナのような感じですね。

アヒージョやピザに

洋風の料理にも、くさやは使われます。

トマトやきのこと一緒に、オリーブオイルでくさやをアヒージョにしてください。くさやをオイルでコーティングするため、匂いが軽減されます。

ライター森ミニ
同じ発酵食品であるチーズとの相性がよいので、ピザのトッピングにもおすすめです。

まとめ:くさやはくさいけど魅力がたくさん!気になったら食べてみよう

結論まとめ

今回は、くさやの魅力や食べ方について紹介しました。内容を振り返りましょう。

この記事の結論
  • くさやは、くさや液に浸けて作る魚の干物
  • くさやは匂いが強烈だが、うま味が強く栄養たっぷり
  • くさやの食べ方は焼き魚や、お茶漬け、マヨネーズ和え、アヒージョなど

くさやは、伊豆諸島の歴史から生まれた魚の干物です。くさや液という発酵液に浸して作られます。

くさやは「銀杏」や「チーズ」のような強い匂いが特徴ですが、うま味が豊富で栄養価も高い食べ物です。

ライター森ミニ
焼き魚や、お茶漬け、アヒージョなどでおいしく食べられます。

くさやの魅力を知り、食べてみたいと思ったときは、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

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画像引用元:キャリカレ公式サイト

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くさやをなぜ食べる?例えるとどんな匂いかやおすすめの食べ方

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この記事を書いた人

宮崎在住の主婦。夫・息子2人と4人暮らしをしています。趣味は美味しいものを作ることと食べること。「10年後に後悔しない毎日を送りたい」をモットーに、今しかできない育児を楽しんでいます!

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