リンゴ酢と黒酢はどっちがいい?ダイエット効果の違いや選び方を解説

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  • 「運動は嫌いだし、つらいダイエットはしたくない」
  • 「お酢がダイエットに効くって聞いたけれど、本当?」
  • 「リンゴ酢と黒酢はスーパーでもよく見るけれど、どう違うの?」

「お酢は身体によい」と聞いたことはありませんか?ダイエットによいと聞いたから試してみたいけれど、具体的にどれを選べばよいのかわからない……という方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、リンゴ酢と黒酢のダイエット効果の違いや、選び方をご紹介します。

リンゴ酢と黒酢の違いを知っておくことで、自分に合ったお酢が選べるようになります。ダイエット効果を高める飲み方もわかりますよ。ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事の結論
  • リンゴ酢と黒酢のダイエット効果は同じ
  • 飲み物で手軽にとりたいならリンゴ酢
  • いろいろな料理に使いたいなら黒酢

「発酵食品が好き」を極めよう>>【発酵麹資格どれがいい?腸活おすすめ34種類】通信講座一覧比較・独学で取れる検定

著者・記事監修の栄養士の赤石美波

記事監修

栄養士 赤石美波

小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
赤石美波のプロフィール詳細

記事監修:栄養士 赤石美波

著者・記事監修の栄養士の赤石美波

小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。

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リンゴ酢と黒酢の違いは?栄養とダイエット効果を比較

リンゴ酢と黒酢の栄養や、ダイエット効果の違いについて、比較していきましょう。

リンゴ酢はカリウムが豊富!むくみ解消も

リンゴ酢には、カリウムが豊富に含まれています。カリウムは黒酢にも含まれていますが、リンゴ酢の方が多いことがわかります。

リンゴ酢黒酢
カリウム(mg)5947
参照:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

カリウムを摂取することで、むくみの解消に役立ちます。カリウムは、余分なナトリウムを水分とともに身体の外に出すはたらきがあるためです。

むくみの原因の一つに、血行不良があります。血行不良が起こると、老廃物が排出されず、身体の中にたまっていきます。

その結果、脂肪が落ちにくくなったり、脂肪をため込みやすくなったりしてしまうのです。

管理栄養士 天海
カリウムのはたらきによってむくみが解消すると、結果的に身体に脂肪がため込まれない状態になります。

リンゴ酢に含まれるカリウムは、身体の老廃物を排出するため、痩せやすい身体づくりをサポートしてくれます。

黒酢はアミノ酸が豊富!脂肪を減少させるという研究結果も

黒酢には、アミノ酸が豊富に含まれています。アミノ酸の集合体であるたんぱく質は、リンゴ酢よりも黒酢に多いことがわかります。

リンゴ酢黒酢
たんぱく質(g)0.11.0
参照:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

黒酢にアミノ酸が豊富な理由は、多くの玄米を原料としており、発酵と熟成の期間が長いからです。熟成過程で作られたポリフェノールや玄米の栄養素が溶け込んでいるため、ビタミン・ミネラルも豊富です。

参考:黒酢がもつ栄養成分 | 長命ヘルシン酢醸造 鹿児島 (herushin.com)

また、黒酢に関する研究では、以下のような結果が発表されています。

黒酢を8週間摂取した場合

  • 内臓脂肪面積が減る

参照:黒酢濃縮末含有食品の内臓脂肪蓄積に与える影響 日本補完代替医誌療学会誌

黒酢摂取と10分間の運動を12週間続けた場合

  • 体脂肪が減る
  • 脂肪がエネルギーとして使われやすくなる
  • 運動時のエネルギー消費量が増える

参照:黒酢含有食品の体脂肪及びエネルギー代謝へおよぼす影響 日本補完代替医誌療学会誌

黒酢はアミノ酸やビタミン・ミネラルが豊富であり、脂肪を減少させるという研究結果があるため、ダイエット効果が期待できますね。

共通する成分「酢酸」の効果が大きい

リンゴ酢や黒酢だけでなく、お酢全般がダイエットに効果的といわれている理由は、共通の成分である「酢酸(さくさん)」にあります。

管理栄養士 天海
酢酸には、さまざまな健康効果が認められています。
  • 血糖値の上昇を緩やかにする
  • 内臓脂肪減少を助ける
  • 血圧を下げる

参考:酢の力:お酢の効果、取り方、レシピをご紹介│ミツカングループ企業サイト (mizkan.co.jp)

リンゴ酢も黒酢も酢酸が含まれているので、ダイエット効果は同じようにあるといえるでしょう。

ダイエットにはリンゴ酢と黒酢どっちがいい?迷った時の選び方

ダイエット効果は、リンゴ酢も黒酢も同じようにあります。同じといわれたら、どっちを選べば良いのかわからない!という人に向けて、選び方をご紹介します。

飲み物で手軽にとりたいならリンゴ酢

リンゴ酢は、飲み物で手軽にとりたい場合におすすめです。

管理栄養士 天海
リンゴ酢はリンゴから作られているため、フルーティーでクセがなく、飲みやすいためです。

ソーダ割りや水割りなどにすると、さっぱりと飲めますよ。飲み物だけでなく、ドレッシングやマリネにも使えます。

参考:純リンゴ酢の人気レシピ・つくり方|おうちレシピ|ミツカングループ (mizkan.co.jp)

飲み物で手軽にとりたい場合は、リンゴ酢を選ぶとよいでしょう。

いろいろな料理に使いたいなら黒酢

黒酢は、いろいろな料理に旨味や深みを出したいときにおすすめです。

管理栄養士 天海
黒酢の特徴である、深い色味とまろやかな酸味を生かして、料理を味わい深く仕上げられます。

このように、調理のバリエーションも豊富です。

  • 酢豚
  • 黒酢照り焼き
  • ピクルス
  • さっぱり煮

参考:純玄米黒酢の人気レシピ・つくり方|おうちレシピ|ミツカングループ (mizkan.co.jp)

飲むだけでなくいろいろな料理に使いたい場合は、黒酢をおすすめします。

リンゴ酢や黒酢をより効果的に飲むためのポイント5つ

リンゴ酢や黒酢をより効果的に飲むためのポイント5つ

リンゴ酢や黒酢をより効果的に飲むためのポイントは、次の5つです。

  • 適量は1日大さじ1杯
  • 空腹時を避け、5~10倍に薄めて飲む
  • 8週間以上継続する
  • 無糖の酢を選ぶ
  • 運動もあわせておこなう

適量は1日大さじ1杯

お酢の適量は1日に大さじ1杯です。お酢を飲みすぎると、胃が荒れるリスクがあります。

管理栄養士 天海
大量に飲めば効果が高まる、というわけではないので、飲みすぎには注意してくださいね。

参照:酢の力:お酢の効果、取り方、レシピをご紹介│ミツカングループ企業サイト (mizkan.co.jp)

お酢を飲むときは適量を守り、1日大さじ1杯程度にしましょう。

空腹時を避け、5~10倍に薄めて飲む

お酢を飲むときは、空腹時を避けてください。また、原液で飲むことは控えましょう。空腹時に飲んだり、原液で飲むと胃に負担がかかってしまいます。

原液で飲めば効果が高まる、ということはありません。水や炭酸水などで5~10倍に薄めて飲みましょう。

参照:酢の力:お酢の効果、取り方、レシピをご紹介│ミツカングループ企業サイト (mizkan.co.jp)

管理栄養士 天海
胃への負担を減らすため、正しいタイミングと濃度を守ってお酢を飲んでくださいね。

8週間以上継続する

リンゴ酢や黒酢をダイエット目的でとる場合、まずは8週間継続してみましょう。ダイエットは、長期間続けることで効果があらわれるものです。

黒酢を摂取することで、内臓脂肪が減ったという研究結果があります。これは、黒酢の摂取を8週間続けて得られたものです。気が向いたときに、という飲み方や短期的な摂取では、なかなか効果を実感できないでしょう。

参照:黒酢濃縮末含有食品の内臓脂肪蓄積に与える影響 日本補完代替医誌療学会誌

管理栄養士 天海
お酢を飲めばすぐに痩せるわけではないので、まずは8週間続けてみてください。

無糖の酢を選ぶ

ダイエット目的で酢を飲むなら、無糖の商品を選んでください。痩せる目的でお酢をとっていても、砂糖がたくさん入っているものを毎日飲んでいたら、ダイエット効果が弱まってしまいます。

ドリンクタイプのお酢には、砂糖が入っていることが多いので、原材料の欄を確認してみてください。

たとえば、ミツカンの商品なら、砂糖が入っている「りんご黒酢」よりも、砂糖なしの「純リンゴ酢」や「純玄米黒酢」のほうが、ダイエットにはよりよい選択といえます。

管理栄養士 天海
ダイエット目的なら、糖分が入っていない酢を選ぶことがポイントです。

運動もあわせておこなう

ダイエット目的で酢を飲むなら、運動もあわせておこなうことが大切です。残念ながら、酢を飲んでいるだけで効率的に痩せられる、というわけではありません。

黒酢の摂取で体脂肪が減ったり、効率的にエネルギーが使われるようになったという研究結果があります。これは、10分間の運動と併用して得られたものです。

参照:黒酢含有食品の体脂肪及びエネルギー代謝黒酢の摂取で体脂肪が減ったり、効率的にエネルギーが使われるようになったという研究データへおよぼす影響 日本補完代替医誌療学会誌

毎日1時間のウォーキングをするなど、いきなり高い目標を掲げても、挫折してしまう人が多いでしょう。まずは日常生活でできそうなことから、取り入れてみましょう。

  • 早いペースで歩く
  • エレベーターではなく階段を使う
  • 歯磨き中や料理中にかかとの上げ下げをする
管理栄養士 天海
酢を飲むだけでなく、運動もあわせておこなうことで効率的にエネルギーが消費され、ダイエットの効果が高まりますよ。

リンゴ酢と黒酢はどっちもダイエット向き!好みや食生活に合わせて選ぼう

結論まとめ

今回は、リンゴ酢と黒酢のダイエット効果の違いについて紹介しました。内容を振り返りましょう。

この記事の結論
  • リンゴ酢と黒酢のダイエット効果は同じ
  • 飲み物で手軽にとりたいならリンゴ酢
  • いろいろな料理に使いたいなら黒酢

リンゴ酢や黒酢などお酢をダイエット目的で飲むなら、飲み方も大切です。

  • 適量は1日大さじ1杯
  • 空腹時を避け、5~10倍に薄めて飲む
  • 8週間以上継続する
  • 無糖の酢を選ぶ
  • 運動もあわせておこなう

正しい方法で酢を飲むだけでなく、運動と組み合わせることでダイエット効果が高まります

管理栄養士 天海
いきなりたくさんの運動をしようとせず、まずは日常生活でできることから身体を動かしてみましょう。

リンゴ酢と黒酢はどっちがいい?と迷っている方は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

※本サイト記載の価格は、すべて税込です。

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この記事を書いた人

天海 彩花のアバター 天海 彩花 管理栄養士

管理栄養士・フードスペシャリスト。大学卒業後、給食会社やダイエット合宿施設、食品メーカーでの経験を経て、現在は高齢者施設に勤務。日々の栄養管理や給食管理のほか、災害用非常食の管理、食事イベントの企画・実施などを行っている。季節の食材や行事をテーマにしたコラムも執筆・配布しており、利用者様よりご好評いただいている。

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