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本物の発酵キムチはどれ?見分け方とスーパーで買えるおすすめ市販品もご紹介
- 「発酵食品じゃないキムチがあるって本当?」
- 「キムチはどれも一緒じゃないの?」
- 「本物のキムチを見分けたい!」
キムチには、発酵食品ではないものがあることをご存じですか?発酵食品だから身体によいと思っていたのに、今まで食べていたものは偽物なの?という人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は発酵キムチの見分け方や、スーパーで買えるおすすめの市販キムチをご紹介します。
発酵キムチの見分け方を知ることで、乳酸菌がたっぷり入った、腸にうれしいキムチを選べるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでみてください。
- 韓国産でキムチくんマークがある
- 国産で「熟成発酵」「乳酸発酵」の表示がある
- 食品添加物が少なく原材料がシンプル
- 酸味の変化がある
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記事監修
栄養士 赤石美波
小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
赤石美波のプロフィール詳細
記事監修:栄養士 赤石美波
小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
発酵キムチと非発酵キムチの違い
キムチには、発酵キムチと非発酵キムチがあります。その違いについて解説します。
発酵キムチは乳酸菌により発酵させたもの
発酵キムチは、乳酸菌のはたらきによって野菜を発酵させて作ります。
白菜などの塩漬けした野菜に唐辛子や薬味を加えて漬け込み、低温で4~5日ほど乳酸発酵させます。
非発酵キムチは調味料で味付けしたもの
非発酵キムチは、調味料に漬け込むという、浅漬けとよく似た製法で作られています。
発酵の過程がなく乳酸菌が増えないため、味の変化も少なくマイルドな味わいとなっています。
乳酸菌の効果が得られるのは発酵キムチ
乳酸菌の効果がほしいという人は、発酵キムチを選びましょう。
たとえば、製造から24日目のキムチ1gに含まれる乳酸菌の数を比較すると、発酵キムチのほうがはるかに多いことがわかります。
発酵キムチ | 非発酵キムチ | |
---|---|---|
24日目 | 9,200,000個 | 300個以下 |
40日目 | 70,000,000個 | (賞味期限切れ) |
参照:宗家キムチ | ブランド | 大象ジャパン株式会社 公式サイト (daesang.co.jp)
発酵キムチに含まれる乳酸菌「ラクトバチルス」は、生きたまま腸に届きます。腸内のビフィズス菌を増やして、腸内環境を整えるはたらきがあります。
違いを知らずに非発酵キムチを食べていた、という人も安心してください。乳酸菌が少ないからといって、非発酵キムチが身体に悪いわけではありません。
キムチに使われる白菜や大根などの野菜には、ビタミンやミネラル、食物繊維が含まれています。野菜を食べるという意味では、非発酵キムチも身体によいといえるでしょう。
本物はどれ?発酵しているキムチの見分け方
実際に、発酵キムチを見分ける方法をご紹介します。
韓国産でキムチくんマークがある
キムチくんマークは、韓国政府が認定した発酵キムチについています。
本場の発酵キムチを選ぶ場合は、キムチくんマークを目印に選んでみてください。
参考:キムチ | 韓国農水産食品流通公社 (atcenter.or.jp)
国産で「熟成発酵」「乳酸発酵」の表示がある
国産の発酵キムチを選ぶ場合は、パッケージに「熟成発酵」「乳酸発酵」と書いてあるものを選んでください。国産の商品の中にも、韓国産と同じ製法の発酵キムチがあります。
キムチくんマークがないものは、すべて非発酵キムチだと思っている人もいるかもしれませんが、実は違います。国産の発酵キムチには、キムチくんマークがついていません。韓国産でないものは表示対象外のためです。
食品添加物が少なく原材料がシンプル
発酵キムチは、原材料もシンプルです。非発酵のキムチには、食品添加物が多く入っています。具体的には、次のようなものが入っています。
- カロチノイド色素:色をつける
- 果糖ブドウ糖液糖:甘みを出す
- 酸味料・酢酸ナトリウム:酸味を出す
- 調味料(アミノ酸等):うま味を出す
酸味の変化がある
発酵キムチは、発酵が進むにつれて酸味が強くなる性質があります。酸っぱくなるのは、生きた乳酸菌が増えている証拠なので、傷んでいる?と不安にならなくても大丈夫です。
酸っぱい場合は、鍋や炒め物など加熱調理すると、酸味が弱まって食べやすくなります。
発酵キムチの本物はこれ!スーパーで買える市販品のおすすめ一覧
スーパーで買える、おすすめの発酵キムチをご紹介します。
キムチくんマークのある韓国産の発酵キムチ
キムチくんマークがある韓国産の発酵キムチには、以下の商品があります。
1.牛角韓国直送キムチ330g
本場韓国で製造されたキムチを直輸入しており、旨味と甘味がきいた濃厚な味に仕上げています。他のキムチよりも甘さがあるとの口コミがあり、辛いものが苦手な方におすすめです。
参考:牛角韓国直送キムチ330g - 株式会社フードレーベル (foodlabel.co.jp)
内容量 | 330g |
---|---|
価格(税込) | 386円(西友) |
取扱店 | イオン、コープ、西友、ライフなど |
2.宗家キムチ
韓国を代表する「宗家(チョンカ)キムチ」は、乳酸発酵による風味が深く、白菜のシャキッとした食感も楽しめる一品です。コストコでは1.2㎏の大容量タイプが購入できます。
参考:宗家キムチ | ブランド | 大象ジャパン株式会社 公式サイト (daesang.co.jp)
内容量 | 80g/320g/950g/1.2㎏ |
---|---|
価格※税込 | 80g:150円(武双庵)320g:462円(西友)950g:1,800円(Amazon)1.2㎏:2,048円(Amazon) |
取扱店 | イオン、コストコ、西友、マックスバリュなど |
3.モランボン 韓キムチ
韓国産原料を使った発酵キムチです。緩やかな乳酸発酵の秘密は、独特の配合と工夫された容器にあります。
辛味がしっかりしているため、辛いものが好きな人からの評価が高い商品です。
内容量 | 300g |
---|---|
価格(税込) | 474円(西友) |
取扱店 | イオン、西友、マックスバリュ、mandai、ライフなど |
「発酵」の表示がある国産の発酵キムチ
「発酵」の表示がある国産の発酵キムチには、以下の商品があります。
1.イケガミ 宮廷キムチ
白菜1枚1枚に振り塩して漬け込み、具を挟み込んで丁寧に作られたキムチです。ピリ辛で塩味がきいている、しっかりとした味付けでご飯が進むといった口コミがあります。
参考:築地 イケガミのキムチ関連商品(宮廷キムチ他、キムチ関連商品) :: 株式会社東京にいたか屋
内容量 | 200g |
---|---|
価格(税込) | 298円(東急ストア) |
取扱店 | イトーヨーカドー、東急ストア、マルエツなど |
2.黄さんの手造りキムチ 海の幸入り白菜キムチ【冷蔵】
海の幸たっぷりの松前漬け風キムチです。辛さは控えめのため、辛いものが苦手な方にもおすすめできます。
参考:高麗食品について | 黄さんの手造りキムチ高麗食品 (kimchi.jp)
内容量 | 160g |
---|---|
価格(税込) | 348円(公式サイト) |
取扱店 | 関西圏の大手量販店、ロピア |
こくうまキムチは発酵していない?あえて発酵を抑えている理由
「こくうまキムチ」は、発酵を抑えて製造しています。食べやすい味を目指して作られているためです。
韓国の伝統的な製法で作られた発酵キムチは、以下の特徴から日本人の口に合わないことが多いのです。
- 塩辛を使っているため、独特のにおいがする
- 乳酸菌発酵が進むと酸っぱくなる
偽物のキムチといわれることが多い非発酵キムチは、日本人の好みに合うよう、マイルドな味付けに改良されたものです。こくうまキムチもその一つで、乳酸発酵を抑えているため酸味が少なく、多くの人が食べやすいように作られています。
参考:こくうまQ&A|東海漬物 (kyuchan.co.jp)
まとめ:発酵しているキムチの見分け方を知って本物を食べよう!
今回は、発酵キムチの見分け方を紹介しました。内容を振り返りましょう。
- 韓国産でキムチくんマークがある
- 国産で「熟成発酵」「乳酸発酵」の表示がある
- 食品添加物が少なく原材料がシンプル
- 酸味の変化がある
ご紹介したポイントを覚えて、本物の発酵キムチを見分けてみてください。
発酵キムチは、腸内環境を整えたい人におすすめです。発酵キムチを食べることで、多くの乳酸菌が生きたまま腸まで届き、腸内のビフィズス菌を増やします。
発酵キムチを買うときは、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。