こんなふうに、みりんの選び方で迷ったことはありませんか?
そこで今回は、健康的で体にいい、安全な本みりんの選び方と人気の本みりんを、ランキング形式でわかりやすくお伝えします。
【健康的で安全な、体にいいみりん】おすすめ5選
ここからは、体にいいみりんをおすすめの商品を5つ紹介します。
体にいいみりん(1)三河みりん
普段使いには、こちらがおすすめです。どんな料理にも合いますし、料理自体おいしくなるみりんです。
材料も「もち米(北海道、佐賀県、愛知県、滋賀県)、米こうじ(愛知県産米)、米焼酎」と、都道府県名まで明記されていて、こだわりようが半端ないです。
私は、この三河みりんの1.8リットルの大型のものがお得(1リットル当たり1.52円→1.3円に安くなります)なので常備していて、毎日作る料理に使っています。
↓かなり大きいびんなのですが、大型で買うとお得なので、私はこのサイズを買ってます。
↑家のキッチンの下にいつも常備しているのですが、とても大きいです(でもお得です)!
このまま使うと大きすぎて使いにくいので、調味料専用のミニボトルに入れ替えて使うと良いかもしれません。
体にいいみりん(2)福来純 みりん
福来純の本みりんもおすすめですが、こちらは料理に使ってもいいですし、そのままお酒として飲むのもありです。アイスクリームにリキュールとしてかける人も。
自然食品店に行くと、三河みりんと合わせて必ずと言っていいほど置いてあるのが、この福来純の純の本みりんです。
お菓子教室の先生から、「みりんは和風のパウンドケーキに合う」と聞いて、パウンドケーキに、ラム酒代わりに使ったこともあります。
お菓子作りをふだんされる方は、福来純のみりんを一本持っておくと便利です。
体にいいみりん(3)九重味淋 本みりん 九重櫻
九重味淋の本みりんは、三河みりんと同じく愛知県のみりんです。都道府県の名産物を扱うお店でも見かけました!店頭で見かけることがないので、レアです…!
さっそく裏を確認。原材料は「もち米(国内産)、米こうじ(国内産米)、焼酎」のみ!シンプルで安心・安全です。
お米も国産と、みりん作りに対するこだわりが感じられます。
実際に一本買ってみました!まろやかで深みのある味わいで、和食のおかずによく使っています。
体にいいみりん(4)甘強酒造 昔仕込 本みりん
こちらは、非常に甘いみりんです。
どっしりとした甘みがあるので、レシピに書いてある分量よりも少なめにして使うことをおすすめします。
原材料は「もち米、米麹、焼酎乙類」とシンプルで安心。
1.8リットルでかなり大きくて重いのですが、煮物や料理が驚くほどおいしく仕上がるので、一度試してみる価値はありますよ。
体にいいみりん(5)純米本みりん 飛鳥山
こちらのみりんは、静岡県藤枝市の杉井酒造の本みりんです。
原材料は「餅米、米麹、本格焼酎」とシンプルで、余計な食品添加物は入っていないので安心です。
健康的で体にいい、安全なみりんの選び方
結論から言うと、このポイントを押さえていればOKです。
- 原材料に「糖類」「アルコール」と書かれていないもの
- 「本みりん」で、かつ原材料が「もち米・米麹・焼酎」
- お酒を扱っているスーパーで選ぶこと
それぞれ順番に解説します。
選び方1:原材料に「糖類」「醸造アルコール」と書かれていないもの
みりんには、原材料に「糖類」と書かれたものがあります。
焼酎でなく醸造アルコールで作ると甘みが少ないので、「糖類」を加えることによって、甘さをプラスしているんです。
これだと、発酵の過程で生まれる栄養素があまりとれません。
みりんを購入するときは、「本みりんだからOK」の前に、原材料を確認して、「糖類」「醸造アルコール」が入っていないものを選んでください。
選び方2:「本みりん」で、かつ原材料が「もち米・米麹・焼酎」
本みりん、と書いてあって、かつ原材料が「もち米・米麹・焼酎」の3つの材料だけなら安心です。
こだわりたい人は、お米も国産のものを選ぶと良いです。
私の愛用している「三河みりん」は、
- 「もち米(佐賀県、北海道、愛知県)・米こうじ(愛知県産米)・本格焼酎(愛知県産米・自社港本町蔵製)」
と記載がありました。原材料一つ一つに産地も書いてあるし、ものすごくこだわっています。これなら安心です。
選び方3:お酒を扱っているスーパーで選ぶこと
みりんはお酒に分類されるので、酒販免許がないと販売ができません。
お酒を扱えないお店に置いてあるみりんは、「みりん風調味料」や、「発酵調味料」(塩を加えてお酒として販売できないようにしたもの)として売られています。
値段が安いみりんと値段が高いみりんの違い
スーパーに行くと、安いみりんと高いみりんがありますが、これは原材料と作られ方の違いや、アルコール度数の違いです。
- 値段の安いみりんは、みりん風調味料、発酵調味料であることが多いです。
- 値段の高いみりんは、本みりんであることが多いです。
ただ、値段だけでは区別できないので、次にみりん風調味料と本みりんの違いを見ていきましょう。
みりん風調味料と本みりんの違い
みりんには「本みりん」「みりん風調味料」があります。本みりんには「発酵調味料」という種類のみりんもあります。
まずは、本みりんと、みりん風調味料の違いを知っておいてください。
みりん風調味料とは
みりん風調味料は「酒類」の規定から外れるため、酒税がない分、本みりんに比べて価格を低くおさえることができます。
一方で、本みりんはアルコール度数も高く、「酒」の一種です。
では、どういう作られ方をしているかというと、みりん風調味料は、ブドウ糖や水あめに、グルタミン酸や香料を加えて作っています。
普通、みりんは米、米麹、焼酎から作られますが、それらの材料はほぼ入っていません。
↓スマホの方へ:表は横にスクロールできます。
本みりん | みりん風調味料 | 発酵調味料 | |
原材料 | もち米、米麹、 焼酎、醸造アルコール、糖類など |
糖類、米、米麹、調味料、酸味料 など |
米、米麹、糖類、 アルコールなど |
作り方 | 糖化・熟成 | ブレンドなど | 発酵、加塩、ブレンドなど |
アルコール度数 | 約12.5%~14.5% | 1%未満 | 約12.5%~14.5% |
塩分 | なし | 1%未満 | 約2% |
みりん風調味料は、アルコール度数が1%未満なので、「みりんに似せた甘味料」と言ってもいいかもしれません。
確かにみりん風調味料も、味、香り、見た目などみりんそっくりですが、味わいの深さなどは本みりんにかないません。
本みりんとは
本みりんは、アルコール度数が12.5%~14.5%と、みりん風調味料の1%と比べても高いです。普通のお酒と同じくらいです。
原材料は、もち米、米麹、焼酎または醸造アルコール。醸造アルコールを加えた場合は、甘みを補うために糖類が入っていることが多いです。
本物のみりんは、蒸したもち米、米麹、焼酎などのアルコールを原材料とし、40日~数年ほどかけて糖化・熟成させます。
この間に、麹の働きで、もち米のデンプンやタンパク質が分解され、みりん独特の甘味や味わいが生まれます。
本みりんの中でも「醸造アルコール」「糖類」はないほうがいい
本みりん、と書いて売られていても、原材料の欄に「醸造アルコール」「糖類」「水あめ」などと書かれているものがあります。
健康的で体にいい本みりんの選び方まとめ
体にいいみりんを選ぶときは、このポイントを押さえていればOKです。
- 原材料に「糖類」「アルコール」と書かれていないもの
- 「本みりん」で、かつ原材料が「もち米・米麹・焼酎」
- お酒を扱っているスーパーで選ぶこと
体にいいみりん(1)三河みりん
体にいいみりん(2)福来純「伝統製法」熟成本みりん
体にいいみりん(3)九重味淋 本みりん 九重櫻
体にいいみりん(4)甘強酒造 昔仕込 本みりん
体にいいみりん(5)純米本みりん 飛鳥山
みりんは発酵食品ですから、きちんと「発酵」されていることが肝です。
きちんと発酵させ、時間をかけて作られたものは腸に良い菌がたくさんいます。つまり、体にもいい影響があります。
みりんは、すぐになくなる調味料でもないため、品質の良いものを買って長く使うのがおすすめです。
ぜひ、みりんを選ぶときの参考にしてみてください。
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