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【体にいい塩7選】健康で安全!選び方とおすすめ種類スーパーで買ってみた
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スーパーに行くと、たくさんの種類の塩が並んで売られていて、体にいい塩はどれなのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、健康的で体にいい、安全な塩の選び方のポイント2つと、おすすめの塩7つを買って検証しました。一般のスーパーに全部あるとは限りませんが、もし見かけたら手に取ってみてください。
↑このブログ記事で紹介している塩はすべて、実際に買って試しておいしかったものを紹介しています。よかったら参考にしてみてください。
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記事の監修・執筆
栄養士 赤石美波
小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
赤石美波のプロフィール詳細
記事監修・執筆:栄養士 赤石美波
小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
体にいい塩の健康安全な選び方:ポイント2つ
体にいい塩を選ぶときのポイントはこの2つです。それぞれ、順番に解説します。
- 原材料名に、添加物が書いてあるものは避ける
- 塩の作られ方(精製方法)が「天日」「平釜」
選び方1:原材料名に食品添加物が書いてある塩は避ける
塩なのに、塩以外の添加物があれこれ書かれているものは避けましょう。原材料表示の「/」(スラッシュ)以降に書いてあるものが、食品添加物です。
小さなビンに入った食卓塩は、天日塩を海水で溶かして煮詰め再加工したものが多く、再加工の過程で、塩化マグネシウムや塩化カルシウムを加えたり、化学調味料などで味をととのえた塩も売られてます。
気をつけた方がいいのは、たとえば「低ナトリウム塩」。
この低ナトリウム塩は、塩分(塩化ナトリウム)を1/2にカットする代わりに、カリウム塩を入れています。
ただ、カリウム塩を入れると、苦味が出るので、この苦味をやわらげるために、ポリグルタミン酸を入れつつ、さらっとした感触にするために炭酸マグネシウムを追加するなどの処理を行なっています。
減塩とアピールしつつ、ほかの添加物がいろいろ入っていたのだと、なんのための減塩なのか、という話になってしまいますよね。
体にいい塩を選ぶときは「食品添加物が入っていない」ことを意識してみてください。
選び方2:塩の作られ方(精製方法)が「天日」「平釜」
まず、見分けるポイントは「塩がどうやって作られているか」です。
塩の作られ方によって、精製された塩なのか、天然の塩なのか、およそ見分けることができます。
本来、海の水からとれる塩には、塩化ナトリウム以外の、いろいろな種類のミネラル(マグネシウムやカリウムなど)が含まれています。
しかし、精製された塩には、塩化ナトリウム単体でしか入っていません。
一方で、成分をまったく調整していない本当の自然海塩(海の水を蒸発させて作る塩)は、日本で昔から続いている伝統的な作り方で作った塩です。
海から海水を直接くんできて、太陽と風の力で、水分を蒸発させて作ります。
この作り方の場合、労力もコストもかかっているので値段も高くなりますが、できあがった塩には、塩化ナトリウムだけではなくて、他のミネラルもたくさん入っています。
この自然海塩の味は、しょっぱさだけではなく、塩なのに甘みも感じられてとてもおいしいです。
精製塩と天然の塩を見分ける方法
では、どこで「これは精製された塩だ」「これは天然の塩だ」と見分けるのかというと、パッケージに注目してください。
精製された塩の表示ラベルには「イオン交換膜法」「立釜」と記載されています。
これらは、大量生産するために、海水から塩化ナトリウムを化学的に取り出して作る方法です。
一方で、天然の海塩は「天日」「平釜」などと書かれています。
天日・平釜とは?
- 天日:太陽と風の力で海水を蒸発させる方法
- 平釜:密閉されていない釜で煮詰めて結晶を作る方法
簡単にいうと、化学的な処理をくわえず、太陽など自然の力を利用して、昔ながらの製法で作った塩ということです。
安全で健康・体にいい塩!栄養士おすすめの種類
商品 | 海の精 | わじまの海塩 | あまみ | ぬちまーす | 深層海塩ハマネ | 最進の塩 | のと珠洲塩 |
原材料 | 海水 (伊豆大島) | 海水 (石川県輪島沖) | 海水 (高知県) | 海水 (沖縄県) | 海水 (伊豆大島) | 海水 (山口県) | 海水 (能登・珠州) |
製法 | 天日 平釜 | ライト照射 平釜 | 天日 | 常温瞬間空中結晶製塩法 | 煎ごう方式 | 平釜 | 天日 平釜 |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
安全で健康的・体にいい塩はこちらです。
迷ったらこれ!味のバランスが良く料理に使いやすい「海の精」↓
体にいい塩(1)海の精
普段使いには、海の精の赤ラベル(一番左)がおすすめです。どんな料理にも合いますし、料理自体おいしくなる塩です。
私は「海の精」の「あらしお、ほししお、やきしお」の3セットを持っています。普段使いには赤、塩自体を楽しむ料理には青、食卓用にオレンジと使い分けています。
赤と青の違いは、海の精公式サイトによると「伝統の平釜塩を「赤ラベル」、従来から研究をしてきた天日海塩を「青ラベル」と呼ぶことにしました」とのことで、青ラベルの方がグラムあたりの値段がやや高価。青は数量限定で販売されていて貴重です。
海の精の赤ラベル・青ラベル・瓶どれも「天日」の記載があり、青ラベル以外は平釜の記載があります。公式サイトを見ると青ラベルは天日100%で作るのに時間がかかるようで、赤ラベルよりもこだわって作られている感じが伝わってきました。
赤ラベルよりも青ラベルの方が手間がかかっているためか、やや高価です。
私のまわりの栄養士にも、海の精のファンが多くて、中には伊豆大島まで「塩が作られる様子を見学しに行った」友人もいます。
塩なのに、どこか甘みがあって深い味わいがして、ふだん作るスープやサラダが、びっくりするほどおいしくなります。
迷ったら海の精の「赤ラベル」を常備しておくと良いと思います。
より塩にこだわりたい方には数量限定の青ラベルもおすすめです。
体にいい塩(2)能登 わじまの海塩
石川県輪島沖海水100%の海塩です。粒が大きいので、サラダなど直接かけるのではなく、煮たり焼いたり、調理するのに使う方が向いています。
ナトリウムとマグネシウムの割合が体の血液のミネラルバランスに近く、浅漬けや味噌などの乳酸菌や麹菌もよく育ち、発酵食品を作るのにもぴったり。
白澤卓二さんの「すごい塩」という本の中で紹介されているのが、この「わじまの海塩」です。
最近知ったのですが、経済評論家の勝間和代さんもこの「すごい塩」の本を読んで、わじまの海塩を日常的に使っているということ。YouTube動画でご本人が話しているのを聞きました。
私もこの塩を試したことがあるのですが、本当においしく驚きました。どんな料理も味がランクアップします。
手間をかけて作られているので値段が張りますが、そのぶん味がよくミシュランの星獲得店、有名ホテルでも使われています。
体にいい塩(3)土佐の天日塩 あまみ
海水の濃縮から結晶まで、火力を使わず太陽の力(天日)だけで長い時間をかけて作られています。
塩辛すぎずミネラルの自然な甘みもあり、塩だけのおにぎりやサラダなど、なんでも合う塩です。塩の味がしっかりしているので、シンプルな料理によく合います。
私も塩をコレクションするのが好きで、実際に買って使ってみましたが、唐揚げや生野菜に少しかけるだけでもおいしかったです。
こんな感じで、塩の粒が大きくざらっとしていますが、この塩を料理に使うとなんでもおいしくなってしまうから不思議です。
体にいい塩(4)ぬちまーす
沖縄の美しい海水100%(宮城島)で作られている塩「ぬちまーす」は、パウダー状でさらさらしているので、サラダにおすすめです。
私の栄養士の知り合いも、ふだん持ち歩いて外食のサラダにかけている人がいます。
塩分そのものは、ふつうの食塩の半分くらいなのに、塩辛さ以外の奥深いうまみがあっておいしく、体に必要なミネラル分も塩から取れます。
↑私も、ボトルとコンパクトサイズ(外食のサラダなどにかける持ち歩き用)で2つ持ってます。
塩が固まりやすいので、口をあけたら早めに使い切るのが良さそうです。
↓「ボトルだと調味料の容器に入らなくて不便…」という方は、袋タイプもあります。
体にいい塩(5)深層海塩ハマネ
深層海塩ハマネは、伊豆大島の深層地下海水が100%原料です。口当たりがとってもやわらか。料理に使う以外にも、鼻うがいや入浴、塩浴マッサージに活用している方もいます。
「ほかの塩を使っていたが、試しに深層海塩ハマネをお湯に溶かして手にしたところ、感触が全く違いとても良い感じ」と口コミでも良い評判です。
深層海塩ハマネの塩の製法は「天日・平釜」。時間をかけてじっくりゆっくりと結晶させるため、深みのある口あたりに仕上がっています。
ロゴが風変わりで気になって調べたところ、公式サイトによると「ハマネとは、”母なる海”を意味しており、ロゴマークは母親の胎内をイメージし生命の神秘と調和を表しています。」とのことでした。
体にいい塩(6)純国産自然海塩「最進の塩」
「最進の塩」は平成13年の創業以来、海水を平釜で煮詰める昔ながらの作り方で塩作りをしているメーカーの商品です。熟練した職人の管理のもと、平釜で結晶化させて作ります。
最進の塩は、ほかの成分と比較してカルシウム含有量が特に多いです。カルシウムを多く含む塩は、味わい深くまろやかな口あたりになります。
ホームページからも、塩作りへのこだわりぶりが感じられるので、ぜひチェックしてみてください。
体にいい塩(7)新海塩産業 のと珠洲塩
のと珠洲塩の原材料は、日本海でも3本の指に入るとも言われる石川県能登半島の海水。大きな川もなく海水濃度も一定で塩作りに適している環境で作られました。
海水中のミネラルをバランスよく含んでいるので、味は甘みがありとてもまろやか。私自身も食べてみて「塩=しょっぱい」の概念がなくなりました。
健康的で体にいい、安全な塩の選び方まとめ
健康的で体にいい、おいしくて安全な塩の選び方はこの2つです。
- 原材料名に、添加物が書いてあるものは避ける
- 塩の作られ方(精製方法)が「天日」「平釜」
とはいえ、保存食・パスタをゆでるときなど料理の中には塩を多めに使うものもありますよね。その場合は、使い分けるのもおすすめです。
私も今、天日・平釜の塩を使ってますが、大量に使うのはもったいないので、このような感じで使い分けています。
- 野菜やパスタを茹でるときなど、多めに使うときは値段の安い塩を使う
- サラダにかける塩や、煮物に入れる塩など、そのまま口に入る料理には、天日・平釜の質の高い塩を使う
ぜひ、塩を選ぶときに参考にしてみてください。
商品 | 海の精 | わじまの海塩 | あまみ | ぬちまーす | 深層海塩ハマネ | 最進の塩 | のと珠洲塩 |
原材料 | 海水 (伊豆大島) | 海水 (石川県輪島沖) | 海水 (高知県) | 海水 (沖縄県) | 海水 (伊豆大島) | 海水 (山口県) | 海水 (能登・珠州) |
製法 | 天日 平釜 | ライト照射 平釜 | 天日 | 常温瞬間空中結晶製塩法 | 煎ごう方式 | 平釜 | 天日 平釜 |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
体にいい塩(1)海の精
迷ったらこれ!味のバランスが良く料理に使いやすい「海の精」↓
体にいい塩(2)能登 わじまの海塩
体にいい塩(3)土佐の天日塩 あまみ
体にいい塩(4)ぬちまーす
体にいい塩(5)深層海塩ハマネ
体にいい塩(6)最進の塩
体にいい塩(7)新海塩産業 のと珠洲塩
調味料の勉強におすすめの本
調味料検定を受験した感想は「【調味料検定の難易度と勉強時間】テキスト問題集で独学してみた!合格率」をご覧ください。
栄養学や食事、料理のことをもっと詳しく学びたい方に、おすすめの本をまとめました。今回の記事と合わせて、よかったらチェックしてみてください。
【全部読んだ】栄養学と食育勉強・独学おすすめ本27選・趣味わかりやすい
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