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【健康的で体にいい、安全な牛乳の選び方】見分け方・スーパーで買える
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スーパーに行くと、たくさんの種類の牛乳が並んで売られていて、体にいい安全な牛乳はどれなのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、健康的で体にいい、安全な牛乳の選び方のポイント3つと、おすすめの牛乳をお伝えします。一般のスーパーに全部あるとは限りませんが、もし見かけたら手に取ってみてください。
記事の監修・執筆
栄養士 赤石美波
小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
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記事監修・執筆:栄養士 赤石美波
小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
安全な牛乳!健康でおいしく体にいい選び方のポイント3つ
体にいい牛乳を選ぶときのポイントはこの3つです。それぞれ順番に解説します。
- 「成分無調整牛乳」を選ぶ
- 低温殺菌牛乳がおすすめ
- 牛の食べているエサが遺伝子組み換えではない
選び方1:「成分無調整牛乳」を選ぶ
牛乳パックの成分表示を見て「成分無調整牛乳」と書かれているものを選んでください。パッケージの表に書いてあることが多いです。
というのも、「成分無調整牛乳」と書かれていない牛乳は、たとえば「乳飲料」「低脂肪乳」「加工乳」などと書かれていて、牛乳以外の食品添加物などが入っているからです。
牛乳パックのパッケージに書かれているので、「成分無調整牛乳」や「成分無調整」と書かれている牛乳を探してみてください。
選び方2:低温長時間殺菌牛乳がおすすめ
温度 | 時間 | |
超高温短時間殺菌 | 120〜150℃ | 1〜4秒 |
高温短時間殺菌 | 72〜85℃ | 2〜15秒 |
低温長時間殺菌 ◎おすすめ | 63〜65℃ | 30分 |
牛乳は、食品衛生法で殺菌処理が義務づけられています。この殺菌方法に大きく分けると、高温殺菌と低温殺菌に分かれます。
体にいい牛乳を選ぶなら表の一番下の「低温長時間殺菌」がおすすめ。「パスチャライズ」とも呼ばれ、熱処理による成分の変性が少ないのが特徴です。
低温長時間殺菌は消費期限が短いのがデメリットなので、買ったら早めに飲み切るようにしてください。
超高温殺菌牛乳とは?メリットとデメリット
日本で一般的に市販されている牛乳は「超高温瞬間殺菌」といわれる120℃〜150℃の温度で、1〜3秒間加熱されたものです。
欧米では、高温で殺菌された牛乳は1〜2ヶ月保存できるので「ロングライフミルク」とも言われていて、非常食やペット向けの牛乳としてよく使われるようです。
しかし、高温殺菌された牛乳は、牛乳に含まれる殺す必要のない有用な菌まで殺してしまいます。「殺菌」というよりも、「滅菌」の方が近いかもしれません。
また、もともと生乳の脂肪球の大きさにはばらつきがあり、高温殺菌では、この脂肪球を砕いて均一にする処理が行われます。
これを「ホモジナイズ」というのですが、このホモジナイズを行うことで、生産効率がよくなって、大量生産ができるようになります。
しかし、この過程で牛乳のたんぱく質が変性し、胃での消化がうまくいかないと言われています。
低温殺菌牛乳とは?メリットとデメリット
低温殺菌牛乳の例
一方で、低温殺菌の牛乳は、72℃〜75℃で15秒間加熱したものと、63℃で30分間加熱したものがあり、不要な菌だけを殺して、有用な菌は残っている状態になります。
高温で殺菌された牛乳にくらべて、熱によるダメージが少ないために、胃での消化や腸での吸収がしやすいとされていきます。
生乳の鮮度が良く、細菌数が多すぎない牛乳、つまりもともとの品質が良い牛乳でないと、「低温殺菌牛乳」を作ることはできません。
消費期限が短いのがデメリットですが、ほんのりと自然な甘みがあり、飲んでおいしいのも特徴です。
安全な牛乳の選び方3:牛の食べているエサが遺伝子組み換えではない
3つ目のポイントは、一般のスーパーだとなかなか該当するものがありませんが、牛の食べているエサが遺伝子組み換えでなければなお安心です。
こちらの牛乳は、一般のスーパーで売っていたもの。1本500円近くするのですが、遺伝子組み換えではないエサを使っています(しかし高い…普段使いはむずかしそうですが、甘味があり味は本当においしかったです)。
安心・安全にこだわっている牛乳は、牛のエサのとうもろこしが遺伝子組み換えがどうかまで生産者がアピールしています。
エサのとうもろこしが外国産の遺伝子組み換えのものを使っている場合、とうもろこしに農薬がたっぷり使われていることが多いです。
逆に、国産のエサなら、遺伝子組み換えということはありません。
「エサに遺伝子組み換えのとうもろこしを使っていないか」まで、できたらチェックしてみてください。
最近スーパー巡りをしていて、数あるスーパーの中でも「ライフ」は最近無添加の商品作りに力を入れていると感じます。
「ビオラル」という、ライフが作ったブランドが素晴らしい!原材料や作り方にこだわり、できるだけシンプルに、食品添加物を入れずに作っています。
安全な牛乳!健康でおいしく体にいい商品例5つ
スーパーで売っている牛乳の表示を見るとき、安全な牛乳を選ぶにはこの3つのポイントのすべて・もしくはどれか一つでも意識してみてください。
- 「成分無調整牛乳」を選ぶ
- 低温殺菌牛乳がおすすめ
- 牛の食べているエサが遺伝子組み換えではない
以下で紹介する牛乳は一般のスーパーであまり見かけることはありませんが、参考までによかったらチェックしてみてください。
体にいい牛乳(1)自然放牧牛乳 むかしの牛乳
岩手にある「しあわせ牧場」の牛乳です。牛乳の独特のにおいや風味、後味が苦手な方でも、「この牛乳は優しくてほんのり甘く軽い飲み物として飲めた」という声も。
「しあわせ牧場」では、牛たちは広々した高原の牧場に自然放牧されています。広さは乳牛1頭につき東京ドーム1個分という驚きの飼育環境。自然の山野草を食べ、のびのびと育った牛から生み出された安全な牛乳です。
値段は高いですが、いちど飲んでみる価値はあるでしょう。
体にいい牛乳(2)木次 ノンホモ牛乳
木次ノンホモ牛乳は、低温殺菌でうま味が凝縮されていて濃厚でコクがありますが、あと味はとてもすっきりしていて飲みやすいです。
ノンホモ牛乳なのでクリーム化していることもありますが、それもまた違った風味と香りを楽しめます。
スーパーでは紙パックで売っていることが多いのですが、通販だと瓶に入っているので、風味が失われにくいため、飲んだときの香りが最高です。
体にいい牛乳(3)蒜山ジャージー牛乳
蒜山高原でいちばん濃厚でおいしい牛乳です。
自然豊かで広い蒜山高原で放牧され、自家栽培の牧草をふんだんに食べて育ったジャージー牛から搾った、栄養価の高い牛乳です。
ヨーグルトのセットもギフトなどにおすすめ。安全・安心でおいしいです。
体にいい牛乳(4)南国斉藤牧場 山地酪農牛乳
高知の自然の中で育てられた牛がつくった本物の生乳で、もちろん低温殺菌。牛乳の本来の味を楽しめます。
斉藤牧場では山に日本芝を植え、それを主食にした牛は自由に山を歩き、ストレスもなく健康です。
生クリームが浮かび、甘いコクとさっぱりとした後味は、一般消費者だけではなく、ケーキ屋さんなど業者の方々にも好評と聞きました。
安心して飲めて、牛乳臭さもないので毎日飲むのにぴったりです。
体にいい牛乳(5)なかほら牧場の牛乳
もちろん、市販のものでも良いのですが、個人的におすすめの牛乳は、なかほら牧場の牛乳です。
なかほら牧場の牛乳を飲んでみたところ自然でやさしい味がして、とてもおいしかったです(飲むヨーグルトも絶品です…私は日本一でおいしいと思いました)。
私はそれ以来、なかほら牧場が大好きになり、牛乳以外にも、飲むヨーグルトやプリン、アイスクリームも食べてます。
なかほら牧場の商品レビューは、こちらに詳しく書いています。
>>【なかほら牧場プリン口コミ】バターとアイスも食べてみた感想レビュー
通販でギフトが買えるので、家族や知り合いにギフトで贈ったこともあります。
気になる方は、グラスフェッドの『なかほら牧場』公式サイトをぜひチェックしてみてください。
安全な牛乳!健康でおいしく体にいい選び方のポイントまとめ
結論、この3つのポイントを抑えていればOKです。全部はむずかしいと思いますが、どれか一つでも意識してみてください。
- 「成分無調整牛乳」を選ぶ
- 低温殺菌牛乳がおすすめ
- 牛の食べているエサが遺伝子組み換えではない
体にいい牛乳(1)自然放牧牛乳 むかしの牛乳
体にいい牛乳(2)木次 ノンホモ牛乳
体にいい牛乳(3)蒜山ジャージー牛乳
体にいい牛乳(4)南国斉藤牧場 山地酪農牛乳
体にいい牛乳(5)なかほら牧場の牛乳
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